純正 JP3DGTさんのBiquad Antenna

 1200MHZは、山岳等へ移動しての運用が主です。2020年の関東UHFコンテストに参加するため、作ってあった20段の同軸コリニアアレイアンテナの動作確認をしたのですが、何と断線していた!

 一旦修理はしたものの、山に行ってから動かないと困るな、と思い、急遽、予備になりうるアンテナを探しました。

 

 YAGIを作る手もあったんですが、出来上がったものをザックに入れて運ぶと、やはり壊れる可能性が高い。それで、JH0CJHさんのブログで見たことのある「BIQUAD アンテナ」はどうかと考えてみました。小型ですし、性能が良さそうに思っていたのです。

 

 このアンテナは二つの四角形ループが左右に並ぶ構造のアンテナで、菱形の頂点から給電すると垂直偏波が得られます。写真の銅板部分は反射器で、1λ*1/2λの大きさ。構造が平たい形で、運搬に適している感じに見えます。

 では早速作ってみよう、と思いたちました。

 CJHさんのHPに「元の製作者がJP3DGTさんで、彼から購入した」とあったことを思い出し、問い合わせをと思っていたら、ちょうどDGTさんのHPに、「お譲りします」の記事が載っています! お袋さんの手術立ち合いで暫く信州固定になったこともあり、いつもなら「アンテナは自作」がモットーなのですが、今回は時間的な制約もあって購入することに決めました。

 

 DGTさんによれば、性能は5エレYAGI並みだそうです。かなり切れまして、丹沢の山稜で東京方向に向けている際に、右手の厚木からの信号が聞こえないくらいの指向性がありました(無論、厚木方向に向けると59です)。機械的にも安定していて運搬にも耐え、移動運用には便利だなあ、と思いました。

 左は、アンテナを裏から見た写真です。銅板に見えた部分は実はプリント基板です。軽量化と変形を考慮しての選択だそうです。

 SMAオスで接続するようになっていたため、SMAメスーSMAメスの小型コネクタを介して、2m弱の3D2Vでリグに繋ぎました。

(DJ-G7のため、SMAオスでの接続が必要です)

 重さは100g程度です。軽くて使いやすかった。三脚に固定した釣竿に、アルミ板で作ったアダプタを介して留めました。

銅線反射器型のBiquadアンテナの試作

 関東UHFコンテストで使用後、信州に帰る際に袋に入れて持ってきたら、エレメント部の硬質銅線がナイロンナットから外れ、エレメント自体が回転して、3D2Vの中心線が断線する、という状態になってしまいました。

 JP3DGTさんの工作では、銅線はエポキシ接着剤でナイロンナットに止めているのですが、エポキシとナイロンは相性が良くなく、衝撃があると外れてしまいがちです。

 そこで、軽量化を兼ねて、反射板ではなくキュビカルグワッドのような、銅線による反射器はどうかと考えて実験をしてみました。

 写真のような構造の物です。MMANAでもそれなりにOKの判定でした。

 ところが、実際に作ってみると駄目でした。SWRはよくても2くらいで、バンドに対してブロード。そのため、反射器の代わりに床に近づけてみたりしたら、SWR=1に近づく。また、反射板を置くと、これがバッチリの特性を示しました。

 ということで、4QUADと名打った企画は企画倒れで、ボツとしました。

 

修理後のBiquad Antenna

 修理を行う際に、ナイロンナットはそのまま使うことにし、そこにφ3の穴を開けて、インシュロックで銅線エレメントを留めました。また、移動時にそのままQRV出来、もしコンテストなどで他運用者と行き合わせた時に、そのまま歩いて場所が変更出来ることも考慮して、1mの樹脂ポールの先に取り付けてみました。

 今回は手元に在った2.5D2Vを使ったので、3D使用よりは少し性能は落ちますが、まあ、使用形態を考えるとこれで良し、としました。どこかで使ってみたいです。 

 

 BiquadアンテナのSWRは左の写真のような具合です。ワイドです!

 

QRV Info.  (Local Time)

2024
May  planning
Apr/13-14  T88PB
Mar/28  IS0/M0JHQ
Feb/02  KP2/AH0CO
Feb/01  FJ/M0JHQ
Jan/31  FS/M0JHQ
Jan/30  KP4/AH0CO
Jan/6  EA8/M0JHQ
Jan/5  I/M0JHQ
2023  
Dec/7-12  PZ5NH
Nov/11-13  T88PB
Oct/30  FY/M0JHQ
Oct/28-29  one of TO5A
Oct/25-7  FM/M0JHQ
Oct/24   FG/M0JHQ
Sep/19  FH/M0JHQ
Sep/18  FR/M0JHQ
Sep/14-18  5R8HN

Jul/15

Jul/14

Jul/12

 OX/M0JHQ

 OZ/M0JHQ

 OY/M0JHQ

Jun/13-19

 T88PB
May/11-14  SV#/M0JHQ
Mar/11-14  CT#/M0JHQ
2022   
 Nov/25-28  T88PB
 Sep/03-04  JD1BOW
 May/27-Jun/26  JD1BOW
2021  
 -  -
2020  
 JAN/17-18  T30NH
 JAN/15-16  C21NH     
2019  

 DEC/22

 9M2JKL
 DEC/6-8  T88PB
 NOV/23-27  FW/M0JHQ
 NOV/3-4  BY7WGL

 OCT/6

 PA/JA0JHQ

 OCT/5

 M0JHQ/P

 OCT/4  MD0JHQ
 OCT/3  MI0JHQ
 OCT/2  MM0JHQ
 SEP/6-9  T88PB

 JUL/16

 JUL/15

 ON/AH0CO

 PA/JA0JHQ

 JUN/15-23  T88PB
 MAY/07-09  8Q7NH
 APR/19-21  RA0/JA0JHQ
 FEB/15-17  JD1BOW
 JAN/25-29  T88PB
 JAN/17-21  ZL7/JA0JHQ
 JAN/16  ZL/JA0JHQ

2018

 

 
 DEC/5-11   T32NH
 NOV/23-26  T88PB
 OCT/18-21  YB2/JA0JHQ
 SEP/27-28  SEP/26-27  LA/JA0JHQ
 JW/JA0JHQ
 AUG/31-SEP/03  T88PB

 JUL/25

 JUL/24

 JUL/23

 

 SM0/JA0JHQ

 OH0/JA0JHQ

 OH/JA0JHQ
 JUN/14-18  3W9NH
 MAY/31-JUN/02  JA0JHQ/OE
 MAY/29-JUN/03  DL/JA0JHQ
 MAR/21-26  V73NC
 FEB/21-24  JD1BOW
 JAN/27-31  T88PB
2017  
 NOV/28  OA no QRV
 OCT/15  BW/JA0JHQ
 SEP/01-05  E51JHQ
 JUL/26-30  S79NH
 JUL/7-11  M#/JA0JHQ
 JUN/16-19  AH0CO/KL7
 MAY/26-29  EI4VYB
 APR/23-30  JD1BOW
 APR/07-09  AH0CO/KH6
 MAR/20-21  EA9/JA0JHQ
 FEB/10-12  9H3NH
 2016  
 NOV/24-28  A52NH
 OCT/14-17  CE0Y/JA0JHQ
 SEP/22-26

 5W0JHQ

 SEP/01-04  JT5NH
 JUL/28-AUG/1  JA0JHQ/6
 JUN/16-19  9N7NH
 MAY/04-10  E6AC
 APR/08-10  HL4ZHC
 MAR/17-21  A52NH
 FEB/13-22  JD1BOW
 2015  
 OCT/10-13  JA0JHQ/VK5
 SEP/19-26  JA0JHQ/VK9C
 SEP/03-07  YJ0NH
 JUL/18-21  JA0JHQ/TF
 JUN/19-21  JD1BOW
 MAY/07-11  JA0JHQ/VK9X
 MAR/28-30  JD1BOW
 MAR/12-16  A35JR
 JAN/31-FEB/01  ZL7/JA0JHQ
 JAN/09-12

 AH0CO/KH8

 2014  
 DEC/19-21  JA0JHQ/VK9N
 NOV/21-24  FK/JA0JHQ
 NOV/01-04  JD1BOW
 OCT/11-14  JD1BOW
 OCT/03-05  V63XP
 SEP/12-16  AH0CO
 SEP/05-08  T88PB
 AUG/10-12  JA0JHQ/VK9L
 JUL/20-22  9M6/JA0JHQ
 MAY/23-25  AH0CO/KH2
 MAR/26-30  9M6/JA0JHQ
 FEB/28-MAR/02  AH0CO/KH2
 FEB/01-02  AH0CO/KH2
 2013  
 OCT/25-27  KH0/JA0JHQ
 SEP/05-07  T88ZD