2018年2月に行われた関東UHFコンテストの際に、最初は430MHZの電信で出ようかな？と思っておりました。ところが、開始前にあれこれとあって準備が間に合わなくなり、急遽SWLにトライすることになりました。聞いたのは430のFMです。

　まずは、用意していたパソコンのCTESTWINの画面をみて、いつものようにインプットをしようと遣り始めたのですが、皆さん、喋るのが早くて、全然、間に合いません。それで仕方がないので、ノートに筆記！

　アマチュア無線は「自分で電波を出して、未知の場所／未知の人と話すことが目的」の行為です。なので、今まで「何で長時間受信機の前に座って、じっと聞いているSWLが楽しい」のか、想像もつきませんでした。

　ですが、やってみるとこれが存外、面白い。オペレートする人によって喋り方が違うし、上手い下手もある。「そういえば海外にいるときに、沖縄で運用している方の電信が凄くリズムが良かったなあ！」などと思いだしたり、FMでも小気味よく進んで行くQSOを筆記していると時間を忘れたりして、どういうのか、気に入ってしまいました。

　時間の使い方も、自分がCQ出しているときのような大忙しではないし、かといって閑でもないし、その辺の時間の進行具合が、昨今、少しのんびり遣りたい側の自分には合っているのかもしれません。

　ということで、遣ってみたら意外と面白かったので、国内コンテストに関しては、これからはSWL部門での参加も考慮に入れようと思い立ちました。特にFMで運用されるUHFのコンテストの場合、チャンネルが20KHZおきと決まっていて、いちばん強い局以外は信号が消えてしまう電波の特性上の問題もあり（CWなら500HZの間に3局入っていても聞き分けられるのに、そういう技はできない）、楽しめない場合も多々あります。これは一考を要する！　と思うようになった次第です。

　感想を一言でいうと、遣ってみて良かった！　

　埼玉県まで移動して、SWLを試みました。10月に行われる全市全郡コンテストの下見を兼ねて。7MHZのアンテナで3.5MHZを聞いた入りしていましたが、かなりよく聞こえました。メインはやはり430MHZでしたが、ログを提出してみた結果、SWL部門で一位をいただきました。感謝しております。

　少しずつ、コンテスト参加が楽しくなってきております。Hi.

　今まで地方コンテストでもSWLは、

「送信側か受信側のどちらかが管内局であれば、その交信の傍受はカウントできる」

ものだとばかり思っていたのですが、

「送信側のみカウントできるコンテストもある」ということを初めて知りました。

　今回は提出したログの点数と結果との乖離が大きく、気が付いたのですが、できればルールに明確に書いておいていただけるとありがたいですね。

（群馬コンテスト事務局の方からは、質問に対して素早い対応をいただけました。感謝しております）

　二つの種類の違いで、作戦が異なります。「細かく周波数ダイヤルを回して管内局を探す」ポジションか、「同じ局を聞き続ける方が良い」かの違いがありまして。

　でも、結局、

長い時間楽しめるのは、「送信、受信のどちらかが該当すれば良い」ルールです。

　この辺、主催者は参加者の心理を考慮してルールを決めてくださるとありがたいですね。

　基本的に、SWLの方がQRVするより面白い、というケースは、多々あります！

　こう言うことってあるんですよね。コンテストをSWLで聞いていたら、

「知り合い同士の交信で、コールサインを言った後、挨拶に夢中でコンテストナンバーを正確に言わなかった！」

　でも、当事者はこれ、当然カウントしてますよね。こういうケース、困るんです。

　それと、

「コンテストナンバーそのものじゃなくて、59を言わずに「長野です」っていうの・・・。

　厳密に言うと、これって不完全な交信ですよね・・・。また、

「09何々と数字を言うのではなくて、都市名を言うの・・・」

　QRPコンテスト聞いていたとき、ある有名なコンテスター局は、市名をアナウンスされても、ちゃんと相手に「番号でお願いします」と聞き返してましたね！

　うーむ、ちゃんと分かっている人はいるんだなあ・・・。