今日は車の車検で塩尻に出かけたので、待っている間にSOTA対象の一山に登ってきました。塩路市の南側にある1,160mの久ノ井山です。写真の木立の向こうに微かに見える山ですが、塩尻市街からは良く見えず、全体写真は撮れませんでした。

　この界隈では「鳴雷山＝なるかみやま」が有名で神社もあり、市民の方も良く知っている山だそうですが、そういう山ではなく、ただ高いというだけで選ばれたこの山がSOTA対象というのは、どうも解せません。

 

　10時過ぎに塩尻駅を出て、平出遺跡を経由（49年ぶりに見ました。前回は高校生の時です）、床尾集落から登山道に入りました。街に雪は無かったのですが、ここ二日ばかりの積雪で、2cm、5cmと雪が増え、尾根に出たら10cmは積もっていました。

　道中の写真を下に載せますが、今日、登ったのは私一人のみらしく、誰にも行き会いませんでした。ただ、鳴雷山までは二人分の足跡があり、これに助けられました。途中の尾根で鳴雷山からは分岐し、久ノ井山までは藪漕ぎアリの道です。先行はワンコ一匹の足跡のみでした。

（ワンコちゃん、ありがと！　地図は持ってましたが、足跡が無いとちょっと心細そかった）

 

　この山は登山道以外は私有地のようで（登山道は中電も利用するようで、中電の標識が至る所にあった）、入山禁止の標識が沢山あり、登山道わきには鉄条網もあります。黙って登っている身としては申し訳なく感じました。こういう山をSOTA対象にはしてほしくないな、と重ねて思いました。

（私は登山道以外は道をはずしてはおりません。念のため)

 

　12時半頃から13時半まで山頂にいて、144MHZFMと430MHZFMで運用しました。結果は3QSOでした。この場合、私のSOTA得点はゼロのようです。SOTAは少なくとも4QSOしないといけないルールのようで、ペディショナーの気力を削ぐようなルールだなあ・・・、というのが私の意見です。

１）老人の世話をしていることもあり、時間が取れない中、頑張って雪の中やっと出か

　　けたのに、頑張っても３QSOでした。（途中からあんまり風が吹いて寒かったもの

　　で、危険を考慮して下りました。登山はそれなりの危険も伴います）

　　　基本的に、ペディの際は、１QSOでも出来たらQRVは成功！　というのが私の

　　立ち位置です。

２）南太平洋の島でQRVして1QSOしただけでも、それがお相手のDXCC上大事な

　　得点になったこともあります。

　　コンテストで、もし1QSOの結果であっても、その部門でその局のみが書類提出を

　　したのなら、その局は堂々の一位です！

　　　ルールを作った人は、１QSOの重みが分かっていますかねえ？

３）エベレストやマッターホルンなどの山では、山頂からは１秒でも早く帰るのが鉄則

　　です。１QSOしかできなかったら、やはりペディ失敗ですか？　そういうのって、

　　何か変ではありませんか？

 

　ペディショナーが十分な準備をしても、コンディションに恵まれないと0QSOだったり、1QSOだったりもします。ルールが厳しすぎに感じました。

 

　ちなみに、U/Vは飛びませんね。それに、SOTAに関心のある人は凄く少ないらしく、430などはラグチュウばかりが聞こえました。これからは14MHZですかね？

⇒でも、それだと上級アマしかお相手にならない訳で片手落ちの気もするし・・・、何か意欲を削がれる気がしましたです。

（DXペディに出た時は、Ｗのノビスが相手できるように、わざわざそういう周波数で出るようにしています。ペディショナーも、それなりに努力はしているんです）

 

　この辺り、SOTAの有力メンバーの方に、意見を伺いたいです。

　山頂には山の名前の標識はありませんでした。ただ、三角点があっただけです。目の前の木の枝には、左の看板が立てられていました。

 

　こういう山がSOTA対象で、入笠山や八子が峯が対象でないのが、私には悔しい気がするんです。

 

　午後から風で花粉が飛び始め、町に下りたら鼻水タラタラです。杉林の中を歩いたので、いっぱい貰っちゃった？