[Result] ( JA=51% )
7MHZ CW = 3
10MHZ CW = 80
14Mhz CW = 2
18Mhz CW = 271 , SSB = 220
21MHZ CW =226 , SSB = 208
24Mhz CW = 365 , SSB = 6
28Mhz CW = 210
[Rig] TS-480HX
[QTH] CAPTAINS LOOKOUT
in Christmas Island GAZE Street
Grid:OH29uo
[Antenna] Single Delta Loop for 14/18/21/24/28 Mhz
End feed (LW) 2~2.5mH for 7Mhz , 10 Mhz
[Comment]
1) Thanks for all Station's co-operation in CW time !
2) I am not good at CW yet . Slow operation , making mistakes of coding call-signs . So sorry .
3)I tried antenna direction to South America . But could not hear signals .
[Internet]
There was no Wi-Fi . I could not see Internet at the accomodation .
[運用概要]
4月は仕事があり、また、1月/3月と立て込んでいたため、今回は、新規にライセンス取得の必要が無いオーストラリア/クリスマス島を選びました。日本からかなり遠くて費用も掛かるため、本当は連休中に、ココス島とセットで行く積りだったのですが、飛行機の進路の関係で上手くスケジュールが組めません。結局、クリスマス島のみに決め、宿を手配しました。(写真は部屋からの夕日=西向き)
予約の際に、宿のオーナーに「無線は遣っても良いですか?」と、聞いたところ、「設備を壊さなければOK」との返事があり、いつものアンテナを担いで出発です。成田⇒パース⇒クリスマス島と経由して、長路、島に入りました。今回は7MHZ用の電線も追加したため、無線関係の荷物は16.8Kgです。島への到着は、日本時間で17時50分、現地では午後の3時50分。クリスマス島は、日本とは時差が2時間あります。部屋は個別の建て物なので、時間帯自由で運用が可能です。
[アンテナ]
ハイバンド用デルタループは、部屋に入る階段の手前、倒れても何も傷付けない草叢の中に置き、10MHZのワイヤーと7MHZのワイヤーは、奥に見える建物の柱から手前の柱に向かってポリエチレンロープで固定しました。例によってエンドフィードです。
デルタループは、給電点高さ1m、ローバンド用は、給電点高さ/ワイヤ共に高さ2m程度です。デルタループはカップラ使用のため、SWR=1.2以下。10MHZも、どうにかSWR=1.5以下に入りましたが、7MHZはご機嫌が悪く、SWR=2.5程度でした。(改良予定)
実は、到着後、最初にデルタループを設置した際にアンテナアナライザが働かず、全周波数でSWR=∞のまま。これは困った! と思っていろいろ遣ったのですが、全然駄目です。仕方がないので送信機頼りに、5W程度で追い込むか、というところまで行ったのですが、アンテナからの3D2Vをコキコキ遣っていると、アナライザが動き出しました。原因は接触かなあ? と、思うのですが、どうも不安定は嫌いです。ということで、だいぶ、時間ロスしました。(2時間近く!)
[5/7 (木曜日) 運用開始]
結局、運用開始できたのは、すでに真っ暗になった夜8時(現地時間)頃からです。18MHZCWで始めました。ZL7で懲りているので、日曜日は21MHZで運用の予定。
基本的に各日、午前中は24MHZか28MHZ、昼は50MHZ、午後は18MHZか21MHZで、夕方以降に14MHZか10MHZか7MHZのスケジュールです。(なお、今まででの経験では、午前中は閑古鳥に近く、午後2時過ぎから夜までがゴールデンタイムという感じです。なので、交信可能性の問題で、24/28MHZを午前中に設定しています)
飛行機で寝てきたので、この日は何とか朝方JST4時まで運用して、216QSO出来ました。が、実際は長旅の疲れもあったようで、最後はほぼノックアウト状態でした。
[5/08(金曜日) ]
JST朝8時過ぎに起きてワッチを開始したのですが、全バンド、何も聞こえません。試しに24MHZでCQを出してみたところ、何とか2局、応答があったものの、すぐに長い待ち時間になり、眠いこともあって「午前中は諦めて寝よう」と決め、午後から21MHZSSBに出ることにしました。
21MHZはJST15時頃から始めて(寝過ごしてしまった)最初はコンディションが厳しかったのですが、次第に良くなってきました。ですが、食糧確保が必要で買い物に出、帰ってきて見ると、コンディションが落ちてしまい、そのため、18MHZSSBに切り替えました。(こういう時間帯に買い物、というのは良くないパターンですね。午前中、眠かったのですが、買い物は先に遣っておくべきでした)
時間帯の関係で、21MHZは相手はほとんどJAでした。18MHZはヨーロッパが多かったです。運用は、CW=150W。(せっかくTS-480HXを買ったので、悔しくて100Wにはせずに遣ってしまいましたが、CWは100Wでも良さそうです。次回からは100W以下で行きたいと思います)
また、SSBはいつも厳しいので、200Wが基本です。
いつものように、こちらからの信号はJA/EUに強く届くようで、59を貰うことが多いですが、受信は厳しいです。ノイズカスカスから拾い上げている時間帯も、かなりあります。JSTで夜中2時頃まで頑張りましたが、再びノックアウト。
[5/09(土曜日)]
昨日の反省から、JST9時頃から18MhzCWでスタート、午前中の部は1時間ちょっとで終了。午後は24MHZで出たところ、意外にコンディションが続いて、JST18時頃まで交信出来ました。その後は10MHZで運用しました。
10MHZはこのアンテナでは、打ち上げ角がかなり高いと思います。ですが、Wから数局、呼ばれ、驚きました。7MHZはトライしたのですが、YB以外は聞こえず、退散です。7MHZはその後も何度か聞きに行ったのですが、JAではいつもよく聞こえているあの「電信音」は、皆無でした。その代わりに、私には理解できない言語でのラグチュウがずっと聞こえています。(南太平洋ではよくあることで、アマチュア無線家の電波ではないです。10MHZも、全周波数でその状況です=SSB。それを掻い潜ってCQを出しているような状態です。クリスマス島はインド洋上ですが、ここも他と同じような感じでした)
[5/10(日曜日)]
朝方から18MHZで運用後、28MHZにトライしました。だんだん太陽黒点数が下がると思うので、28MHZは貴重かなあ? と、思って出てみました。意外とコンディションが良く、お昼を過ぎてからも交信ができ、200局以上QSOできました。その後は24MHZに下り、更には21MHZに下りて、最後、JST夜中の3時頃まで頑張ったのですが、この日はお昼寝をしていないこともあって、ほとほと疲れていたようで、途中で受信周波数ドンピシャでキャリアを出されて怒ってしまったり、最後は符号化が出来なくなってきて、QRTしました。無線をするには体力も必要です。疲れると根気が無くなるし、ヘマもし易くなってしまいます。
[5/11(月曜日)]
今回は4日間の宿泊のお約束なので、基本的には本日10時にチェックアウトです。一応、朝方から各バンドでCQを出したのですが、ほとんど応答が無くて3局。ということで、睡眠不足の回収にJSTお昼まで寝て、午後からは島を車で巡ったり、散歩して過ごしました。ただ、木曜日の帰りの便は、現地時間7時過ぎ(JST9時過ぎ)なので、午後も頼めば運用は可能かもしれません。夕方、ちょうど現地時間5時頃に夕日が沈み、空港へ向かいました。
[50MHZ]
3月のトンガで素晴らしいコンディションに出会ったので、今回もアンテナを持参し、設置しておきました。ただ、情報がなくて、何時頃が良いのか分りません。それで、JST10時頃からJST14時頃まで、毎日かなり長く(少なくても20分くらいは)CQは出してみたのですが、コールは有りませんでした。少し残念でした。
[南米とZL/VK]
出発前に南米の方から、南米の局の信号に注意してほしい旨のメールを貰っていたのですが、信号は聞けませんでした。ZLも厳しかったです。
私のように、指向性のない、さもないアンテナでQRVしていると、呼ばれ始めると、「とにかく、聞こえる局と交信するのがやっと」という状態に入ります。デルタループを東西に向けていると、聞こえるONLYの局であるJAも、非常に厳しい。それで結局、アンテナは南北に向けますが、コンディションが厳しいとそれでもギリギリです。また、風の吹く時間があって、その時間には、風に合った方向にアンテナが自動的に向いたりしてしまいます。デルタループでは、フロントとサイドではSで2程度の違いと思いますが、フロントも大変丸い感じで、45度ずれた方向を向いていても、ほとんど分りません。
一方、アフリカからはコールをいただいて交信ができ、感謝しておりますし、距離的に近いインドネシアも強く電波が来ます。シンガポールも全く問題ありませんでした。
[CW]
私はまだ未熟者で、打鍵ミスが多いのと、記録を紙で残すとミスをしがちなので、CTESTWINを主体にして運用しています。同じ周波数で送受信する場合に、込んでくると最初の1回目のコールを取ってもらえないケースが多いので、コールサインを2回、送信するようにしていますが、スプリットでの運用中はその必要もないですね。CTESTWINでは「CQ文章」や「応答文章」は別枠での編集の遣り方になっており、いつもこの辺りに時間が掛かってしまっていて、交信中に迷惑を掛けているかと思います。今後、少し改良できるように考えたいと思っております。
実はCTESTWINでキーを打つ傍ら、紙でもコールサインと時間は記録をしており(コンピュータ爆走の経験と、或る方から移動中にメモリーが飛んでしまった! という話を聞いたことがあり、慎重を期しております)、今のところWPM=22くらいがやっとです。
珍しいところから出たような場合は、本当に沢山の局から呼ばれることもあり、一定の速度が出ないと各局に迷惑を掛けることも認識しておりまして、今後もスキルUPに努めたいと考えております。
[以降は情報編です]
今回、初めてパースに立ち寄ったのですが、パースは思った以上に素晴らしい街ですね。近代的で、どこもかしこも清潔で綺麗です。空も青くてスカッとしており、日本の空と色が違います。(若い頃に山歩きをしていたのですが、岩手の高原の空が一番綺麗と思っています。その空みたいでした)また、街の中央を太い川が流れていて、その川には大きな大きな公園がいっぱいありました! (サイクリング道路もあちこちにあって、楽しめます)
なお、飛行機の関係で、パースには行きと帰りの2泊したのですが、空港近くには24時間体制のホテルが見つけられず、今回はキングズパークのそばの「サリバンズ」を選びました。写真は逆光になってますが、朝のシティーセンター辺りです。
街の中心を流れる川はスワンリバーというのですが、湖位大きく、周りの道も素晴らしい状態です。(3車線で、バス専用レーンのあるところもあって、皆、60キロ以上で走っており、渋滞が無い)
空港からシティーセンターまではタクシーで30分くらい、バスで50分くらいでした。タクシーは45ドル(4500円)程度、バスは、4.4ドル(440円)で、意外に安いです。
⇒オーストラリアでは、コーラは空港で4ドル(日本で130円!)と、物価は高いと思いますが、ここでは意外でした。
キングズパークも、散歩してきました。どこもかしこも、とにかく清潔です。行き合う人も挨拶してくれますし、ホテルの従業員さんも雰囲気が良かった。
パースからクリスマスアイランドまでは、A320で約4時間です。クリスマスアイランドは自治領なので、インターナショナル空港からの出発になり、入国の審査(と言うか荷物確認のようなもの)もあります。なお、インターナショナル空港周りは工事中でした。ドメスの空港からは8キロくらい離れていて、フリーチャージのバスが走っていますが、少し大変です。
写真は、上空からのパースです。遠くに川が見えています。
クリスマスアイランド全景(MAP)
写真の緑のところは、ほとんど国立公園で、森です。右上の赤い線の見える辺りが居住地区になっていて、今回の宿は、角の左端辺りに当たり、西に向かって開けています。海まで約30m位ですかね?
エアーポートは、居住区のすぐ南辺りです。(白いのが滑走路)
フライトは月/木/土に一本ずつなので、普段は閑散としており、人もいません。空港の家屋も平屋の大変小さいものでした。入国審査は簡単でした。(ノーフォークはしっかりスタンプが押されたけれど、ここではそれも無かったです)
CAPTAINS LOOKOUT は、西に開けた海岸沿いにあり、部屋の中は広いです。泊まろうと思えば、4人でも寝られそう。冷蔵庫もキッチンも完備ですし、トイレもシャワーも綺麗。しかも、ハウスの中に洗濯機があって、非常に快適でした。無線運用には一押し! って感じです。
クリスマス島は、レストランは非常に高いそうです。今回はスーパーで買い物をして、パンとかヌードルとか、野菜とか果物とかを食べてました。食事は全然、問題がありませんでした。(特にリンゴが旨かった)
この辺り一帯は、或る意味、リゾートのようなところで、泊まれる場所も幾つかあります。写真はLOOKOUTのお隣の家屋で、「The Sunset」ロッジです。沢山部屋があり、レセプションもしっかりしています。(ここなら、インターネットも使えると思います)
入口のガラス窓に、「VK9XST」のLOGOが貼ってありました。写真の左奥に見える小さな建物が「CAPTAINS RESORT]で、こちらからの運用の方もあったようです。
(地面が少ないので、私にはLOOKOUTの方がありがたかった)
[レッドクラブ!]
この島の一番の売りは「蟹」です。10月頃の産卵期には、道中に沢山の蟹が並んで海に向かう、と、ガイドブックにはあったのですが、この時期には見られないのかな? と、思っておりました。ですが、さにあらず。月曜日に車で島を見て回ると、道の端に、いっぱい蟹のいる場所が! 中には道路に出てのんびり横歩き、ってのもいるので、注意が必要です。
赤蟹の他に、100歳にもなるキング的クラブもいるそうですが、固有種で、なんと轢いてしまうと、場合によっては5,500ドルの罰金! ってこともあるようです。運転には注意が必要です。なお、ノーフォークと一緒で、ここでは車を借りないと生活できないです。HONDA/TOYOTA/三菱などが走っており、左側通行なので、日本人には問題ありません。
車道の脇に、蟹注意の標識があります。国立公園の中の道にも、後で気が付いたのですが、空港から街への道にもありました。帰りに時間が余ったので、LOOKOUTからの海岸道路を散歩していたら、その草叢にもいました。ここは蟹さんの国と言う感じです。
一番上手く撮れた蟹さんです。大きさは、大人の掌、左右合わせた分くらいです。結構大きいです。