インド・アーユルヴェーダによれば、人間には3つの種類の人がいるとのこと。

風の人と火の人と土の人。

　クレッチマーの体系分類では、瘦せ型神経質、中肉中背筋肉質、ぽっちゃり型粘着質、とでもいうところでしょうか？　孫氏ではこれに林（木）を加えて「風林火山」。後、金を加えると、世界標準、ですかね？　古代、金は稀だった。

　大学で心理学を学んだときは、筋肉質でありたいなあ、と切に思いましたが、生まれは変えられない。

 

　体系や性格、思考の性向を、13種類くらいの質問に回答すると、どの分類に属するかが分かる。

　私は典型的な風の人。大学時代、相当に運動しましたが、体重は53kg以上にならなかった。オーストラリア向けソーラーカー造りで、3か月で7kg痩せてから、体重は戻らず、今も46kg程度。身長は171cmなので、痩せ度17%くらいで、いつの健康検査でもAになったことがない。

 

　風の人は、いつでも動いていたいのです。一か所に留まると、調子がおかしくなってくる。私は動きたくて動きたくて、まるで水素原子のように世界中を飛び回りたい。その性格は、元からの性格で遣り様がない。

 

　そういう人には家は不要だし、お金は何に使うかというと、旅に使ってしまいます。

　領土・枠組みを決めて、自身の権利を主張する「国」という枠組みを越えたいといつも願っていて、地球そのものが家であり、活動の場であり、生きるためのフィールド、という考えに進んで行く。

 

　火の人は、創造と破壊を担当する。体力があって充実していて、張りのある人生を送る。羨ましい。

　土の人は、何事にもどっしり構えて動じない。親切で他人の面倒見が良くて、これまた羨ましい。

 

　子供の頃の夢は「空を飛ぶこと」。汽車が好きで、それが飛行機になり、小学生の高学年の頃は、宇宙船に乗りたくて仕方が無かった。無線を遣りたいのは、宇宙船には乗れないから、せめて自分の発したものが、世界中に届いて欲しいという願いからか？

　高校生になって恋をして、現実路線で生きて行くのが人間という生き物だ、と悟ってからは、現実に生きれる人間目指して努力をしてきましたが、基本的な「旅好き」は、止めようがない。よく、誰かに看取られて死にたい、家で死にたい、と言われますが、そういう気はないんです。旅の最中に、何も気が付かないままあの世に行ってしまうのが理想です。

 

　地球そのものがお墓、という考え方です。戦争で亡くなられた方の遺骨を収集して、という気持ちも十分分からなくはないですが、私の場合は日本に戻らなくて良いし、できれば太平洋に眠って、お魚さんに食べられるのも良いかと思っています。

（招集された叔父が輸送船への攻撃で海で亡くなって、遺骨は戻って来ませんでした。婆ちゃんは凄く泣いたそうです。お国が若い人を強制的に戦争に駆り出して死なせた、状況から考えると、遺骨はお国の責任で故郷に帰すのが、筋かと思われます）

 

　この頃は、遺体を焼いて、残りの骨でダイヤモンドを作るような方法もあるそうで、それも良いですかね？

　でも、再び風になって空を飛んで回れると、それがやっぱりいいかなあ・・・。