泊った宿で朝食を用意してくれていて、久々、朝のコーヒーを楽しみました。卵の蒸したのもパンもバナナも、大変美味でした。
旅もいよいよ終わりです。
ポルトガルはどこも、清潔感がありました。ホテルや宿の方もみな親切で、非常に良い感じでした。良い旅でした。
今日のリスボン空港は少しゆったり感が感じられ、これが「いつもの」空港ですかね?
KLMのアムス行きに乗って、ポルトガルに別れを告げました。
(オランダへ、そして日本へ)
アムス行きのKLMの食事は、味が日本味でした。ヌードルも、説明書に「テキヤキ・ヌードル」とあり、味は醬油味です。また、with ’ワサビふりかけ’、にはびっくり!
スキポール空港には、20分遅れで着きました。ここも混んでいる様子は全くなく、インフォメーションデスク周りのスタッフも暇そうでした。そうなんですよね、普通はこういう感じなんですよね。
それだと大勢のスタッフを抱える必要はないなあ・・・と感じました。荷物の積み込みで失敗するようなことがなければ、普通は順調に進むんですよね。
今日はEU内線から国際線への乗り換えは40分で済みました。ジャパンパスポートの人は、自動顔認識ゲートで通れますので、待ち時間も短い。(ちなみに、旅行者でマスクをしている人を見受けたのは、全部数えても5名ほどでした)
あれこれやってきてようやくの事、3年前を思い出し、旅の感覚が戻ってきました。
今回もKLMで来たのは、スキポールのゆったり感が頭にあったからで、それが思い出されて、もう日本に帰ったような気分で居ます。まあ、まだ16時間の旅は待っているのですが、後はコロナだけ気をつけて、何とか無事に日本に帰りたい。体調は全く問題なしで、良い調子です。
それにしても今朝のコーヒーは美味く感じ、2杯飲んじゃったし、飛行機の中でも追加で飲んでしまいました。これも正統派の味で美味かったです。
(インチョン経由成田へ) ここから、帰国後の記載です。
機は偏西風に乗って順調に飛行し、「空路シルクロード」とでも言うようなルートを辿って(黒海→カスピ海→タシケント→天山山脈→北京というような感じ)、来た時よりも2時間短い飛行時間でインチョン空港に到着しました。
インチョンでは一旦、機を降り、パスポート他手荷物全てを持ってトランジットゲートを通過、荷物検査を受けます。機内で「乗り換え時間は1時間」とアナウンスがありましたが、スキポールを想定すると余裕の感じです。で、ゲートには8つの機械が並んでいましたが、そのうち4つが稼働していました。
係員の指示で二つのグループに分かれ、列に並びますが、あっという間に長い列ができました。係員の人はみな20代という感じで、溌溂として頑張っている様子は見受けますが、進み具合が良くない。そのうちに右側の列の右側から、「Ⅽ国行きらしいご年配観光団」の一行が特別ファストゲート的に一つのゲートに入りました。
当然、左側のレーンは今まで通りにそれなりに進みますが、右のレーンは一か所のゲートになった上に、一人一人に時間が掛かるのか、急に流れが遅くなりました。
でも、個々の業務に必死の係官は、その体制を直そうという気配はなく、列は長いまま、じんわりじんわり時間が過ぎてゆきます。運悪く私もそちらに並んだのですが、そのうちに列の後方で焦った人が、横からパスして係官に話に行くのが見えました。
その人のグループの飛行機は16:00発なのですが、もう15分過ぎてしまっています。どうするのだろうと思っていると、係官の人は何処かに電話をして、そのC国行きの列の後ろに並ぶように指示・・・。果たして彼らは間に合ったんだろうか?
(チケット発券していても、ヨーロッパなら置いて行かれます(私の行きのケース)。ここではどうするんですかね?)
結局、長い列に並んでしまった私たちは、50分ほどかけて荷物検査場を通過したのですが、リスボン空港の倍以上の時間が掛かっていたかと思います。
ちなみに、今回の旅では9回の荷物検査を受けたのですが、スキポールで「NanoVNAを、これは何?」と聞かれた他は、普通に通過しました。
(今回は預け貨物はなく、リグとアンテナ用ケーブルなども機内持ち込み手荷物です)
インチョンでは二回共に詳細検査に引っかかったのですが、今回は私のところに質問に来る前にザックが空けられ、あれこれバラバラ状態だったし、別に置いていた携帯も見当たらず、焦りました。(普通の空港では、係官が「荷物を開けて良いか?」という了承を求めてきます)
作業慣れしていないし、喋る言葉も分かり辛い。オランダ人の英語はよく分かるんですが(機長の話も9割以上分かります)、ここではどうか分かりづらかった・・・。
その場合、日本語が喋れて英語も喋れる一部の人に業務が集中してしまう感じです。若い20代の女性がその役で、大変に優秀だなあ、と思いましたが、その人の指示でそのレーンのすべてが動く感じで、検査場全体が機能的に動いている雰囲気が感じられませんでした・・・。
で、何とか乗客全員無事に荷物検査を終わってゲートに戻り、さて出発、という時、また機長アナウンスがあって、
「業者の荷物積み込みが上手く行かず、後、20分掛かります」
インチョン空港は素晴らしい設備の空港と思いますが、運用をもう少し考えた方が良いかと思いました。中堅のお年の方とか年配の係官が全くいないんです。経験が引き継がれないんでしょうか? どうしてなんですかね?
(成田空港)
参考までに、成田での入国の様子を書きます。
今も、昨年11月にパラオに行って帰った時と変わりません。全員、入国に際して、ワクチン接種証明の提示が必要です。それ用のアプリが入っていなくても、係官が対応してくれます。通過に10分ほどは掛かります。
成田では飛行機が降りると、空港スタッフが通路で待っていて、個別に誘導をしてくれます。乗り換えに対しての準備が、空港でできているんです。改めて、日本の丁寧さとおもてなしの精神と、それを支える底力みたいなものを感じました。
コロナ関係の係員も、100人は下らないと思います。言葉が重要なので、外国籍のスタッフが多いようですが、日本語も十分、理解してくれます。
こういうところに、日本の凄さみたいなものがありますね。
でも、印象としては、帰りの「あっという間の通過」のスキポールも良かったです。誰ーれもマスクしていないし、全員、コロナの事は忘れている! 係官もスタッフも旅行客も。
そういう中、ずっとマスクをして過ごし、トイレに行く機会には毎回、イソジンでうがいをしていた私は、心配し過ぎですかね?
でも、これで掛かってしまうのだったら、やっぱ海外旅行は当面、辞めた方が良いかも・・・。
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JA0RQV (木曜日, 16 3月 2023 10:18)
細川さん、CTシリーズの旅、エンジョイされたみたいで良かったですね。各地の写真とレポートを楽しませていただきました。「行ったような気」になれました。時間が合わずQSOできなかったのは残念でした。どうか無事にご帰国下さい。
karinn (木曜日, 16 3月 2023 19:20)
もうすぐ帰国ですね。元気そうで安心しました。私も旅気分を楽しみました。
ja0jhq (金曜日, 17 3月 2023 05:52)
RQVさん、karinnさん、
コメントありがとうございます。コメントをいただけると元気が出ます!
またどこかでお会いして、あれこれお喋りしたいです。
JA2JNA (金曜日, 17 3月 2023 16:36)
細川さん おかえりなさい。空港ではいろいろあったんですね。またお会いしてお話をお聞きしたいです。
岡本(静岡県藤枝市)
ja0jhq (月曜日, 20 3月 2023 06:52)
岡本さん、
久しぶりに海外に出て、得るものが多かったです。荷物の作り方も、あれこれ工夫して行ったつもりでしたが、不要なものとかもあって、やはり実践してみないと分からないものだあ、と感じました。
荷物が重いのは、年寄りにはしんどいですね。