(17日夜記載)
停電になるとインターネットが繋がらなくなり、ブログの記載もできません。18日の宿への連絡も出来ず、電気が来ているときは遣ることが多くて忙しくって・・・。
という訳で、先ほどようやくLoTWへの申請をし、QRZ.comへの記載を行いました。本当に運用ができない状態では記事記載はしたくない気持ちがあり、今回は後作業になってしまいましたが、なるべくこういうことは早めに遣ろうかと思います。
明日は24MHZFT8を試みる予定です。(今夜は無信号!)
(18日記載)
朝5時前に目が覚めたのですが、停電しておりません! それですぐに無線機の火を入れ、24MHZでスタートしましたが、コンディションは低めでした。ただ、全然呼ばれないわけではなく、常に1局か2局はコールがあり、その調子で8時の朝食まで運用。朝食後も一向に変わらぬコンデイションに付き合って、延々10時過ぎまで続けましたが、さすがに途切れてきたので28MHZに移りました。
28MHZは前回同様沢山のコールがありましたが、こちらの時間で11時前から12時ころがピークみたいですね。EU、インドネシア、中国、日本、他同時に呼ばれて、大変忙しかったです。28MHZは開けると楽しいですね!
12時2分に停波し、荷物の整理をして部屋を出ました。飛行機は当初の予定より1時間半遅れのスケジュールに変更になり、午後はいつものメンバーでレストランでゆっくり昼食を楽しんでから、空港に向かいました。
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(旅の総括)
以前から、オールアジアンコンテストをアフリカから参加してみたい、という気持ちがあり、候補としてレユニオン島を考えておりました。そんなところに、JA3AVOさんのチームがマダガスカルでの運用を考えている、という話が舞い込んだのですが、今回は残念ながら彼らは見送りとなり、私一人での参加ということになりました。
当初、催行スケジュールとしてオールアジアンの日を考えたのですが、航空券を取る段になってクレジットカードの不正使用のようなことが発生して間に合わなくなり、結局、スカンジナビアン(CW)コンテストなら参加できそう、と、9月のこの時期に催行をすることになりました。
免許の申請や宿探しは、私では不可能で、マダガスカルでの運用歴のあるJH8JWFさんを頼って、現地ハムの5R8FTさんに大変にお世話になり、運用に漕ぎつけました。
まだ日本ではコロナの影響が大きく、万が一罹患した場合に、日本に居れば何とかなるだろうと思いますが、外国への一人旅で熱を出すと対応ができないだろうと考え、「長くても1週間のスケージュール」の計画しか立てられませんでした。
実際にはマダガスカルでの滞在は非常に快適で、誰一人としてマスクをしている人がいないにも関わらず、全く問題なく、皆さん、生活しているのを拝見すると、もう少し長めの旅でも良かったかな、とは思いましたが、まあ、それは後からの感想というものでしょう。
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私の旅のポジションは、無線半分、観光半分です。コンテストへのシャカリキ参加のときは、それに集中しますが、そうでないときは観光も大事です。
それで今回は5R8FTさんに無理を言って、いろいろなところに連れて行ってもらいました。これは正解だったと思います。兎に角、現地に行って見なければ、そこでの生活は分かりません。今回は町も十分に見ることが出来、郊外にも行き、貴重な動物も見れ、遠望の利く景色を堪能することも出来ました。また、泊まったホテルが快適で、短期での集中感も相まって、物凄く良い旅、という印象でした。
当初の目論見であったスカンジナビアン(CW)コンテストは、開始時間から暫くは聞いたのですが、スカンジナビア局が聞こえてこない! それに、聞こえているヨーロッパ局の信号も早くてCWを聞く気が全く起こらず、早々に諦めました。やはりMV程度のアンテナでのコンテスト参加には無理があり(フルサイズのダイポールが上がっている日本の自宅でさえ無理があるのに)、FT8での運用に絞ったのは正解でした。
結果として、停電があったにも関わらず692のQSOができました。
呼んでくださった方々に、心より感謝しております。
マダガスカルというところは不思議な印象です。町にいると南米にいるような、インドネシアにいるような錯覚が生まれます。田圃が広がっているのを見ると、日本の田舎のような気もするし、台湾で見た景色にも似たところがあります。大地が赤い所は、オーストラリアのノーザンテリトリーにそっくり! 本当に不思議な感じがしました。
このところの温暖化で雨がなかなか降らず、雨季は11月ころからではないか、という予測だそうで、停電を抱えながら暮らす人々は大変です・・・。でも、頑張って生きている。昔ながらの方法で、田に素足で潜りながら田を耕す農家の人達もいた。人間て、大したものだなあ、とも思いました。(私も子供の頃は、そういうにして田仕事を遣ってました)
最後になりますが、運用を許可してくださったホテルの方々に心よりお礼を申し上げたいと思います。それと、レストランのオーナー、奥さん、若い従業員の方にも大変にお世話になりました。ありがとうございました。
今回の旅は、5R8FTさんと通訳をお願いした方無しでは実現できませんでした、とても楽しく、心より感謝しております。再びお会いできる日を楽しみに!
ホテル一階のレストランは、フランス風のお洒落なレストランです。(前にプールもあります) おそらく30代後半とは思いますが、若いオーナーさんが親切で、写真右のモニュメントを、プレゼントとして貰ってしまいました!
(後日追記)
今回のアンテナはMVですが、ポール(釣り竿4.3m)は一本のみで、バンドを変更するたびにエレメント部分は取り換え調整が必要です。
28MHZ用の長さで一体物を作っておき(Mコネ⇒引き込み部分の同軸1.5D2V⇒チョークコイル⇒2.2m同軸)、
・24/28MHZ用コイル+上部エレメント(ヒゲ)
・18/21MHZ用コイル+上部エレメント(ヒゲ)
・14MHZ用コイル+上部エレメント(ヒゲ)
・7MHZ用コイル++上部エレメント(ヒゲ)
を取り換える仕組みです。
これでは14MHZ~21MHZ、7MHZは調整できないため、同軸延長ケーブル2本を用意しておき、長いまま使ったり、縛って短めにして使ったりして、周波数合わせします。アンテナアナライザは必須です。
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