48時間のコンテストで、コンテストリーダーによれば10,000QSO越えが目標だそうですが、私が足を引っ張る! ホント、どうなるのでしょうか?
事情をよく分からないまま参加した自分が恥ずかしいです。
<12mCW運用>
事情があって、コンテスト前に12mでQRVすることになりました。ハード的にはアンテナの切り替えのみで対応ができるようでしたが、コンテスト準備があるので18:00までに終了して欲しい、とのことで、17:00よりCWで運用しました。
当初はプロパゲイションが良くなかったのですが、18時に近づくに連れてコンディションは良くなり、JA局とも複数交信できました。JAでも良いアンテナを持っている局でないと苦しいかと思いますが、誰かがJA目標で良い時間帯にQRVすれば、未交信の方もだいぶQSOチャンスが上がるのではないかと感じました。
<CQWW Contest PHONE>
FM5BHさんの傍に座って、ヘッドフォンで交信を聞きながら、まずは様子を伺うことになりました。2ステーションなので20mと40mで運用が始まりました。アルさんが20m、ローレンさんが40mを担当。ですが、ローレンさんのCQになかなか応答がありません。Wなど、もっと呼んできても良いはずなんですが・・・。
それでマルチを増やすべく呼び回りをしますが、呼び負けることも多く、なかなかQSO数が増えませんでした。一方20mで運用するアルさんの方はどんどんQSOが進みます。(マルチオペなので、2つのステーション間でデータをやり取りして見ています。DXlogはクラスタからのデータが読み込まれ、オペ画面上に周波数と同時にコールサイン+アンテナの方向も示されます。そのため、サーチはものすごく簡単です。また、入力途中でのキャンセル方法なども、分かってみればまずまずで、やはり慣れが必要だと感じました)
ですが、しばらくしてランを始めたら40mも良く呼ばれるようになり、そのときのローレンさんが凄かった。
不要なことは発声しないし、相手の分かりづらい音声もさっと理解するし、複数呼んできたときの対処がまた、素晴らしい。呼んでいる相手をはっきりさせて、待つべき局を待たせる辺りは、非常に上手いコントロールと感じました。
早い時は数秒で交信成立です! 聞き返しがあっても10秒で1交信ができますので、JA局どおしの国内コンテストとは速さが雲泥というくらい違います。
アメリカのTVのニュースを聞いたことがある人は多いと思いますが、物凄い速さで喋っている。それをアメリカ人は平気で聞いている。そんな感じの速度で交信が進むんです。隣で聞いている私はただただ、その速さに驚いてばかり。この速さがあるからこそ、48時間で1万局、というようなことが可能なのでしょう。
途中で疲れて椅子の上で居眠りなどしてしまいましたが、40mが一段落して80mに移ったら、「おまえ遣れ」とマイクを渡されました。
最初戸惑って呼び回りしましたが、相手の言っていることがよく分からないし、タイミングが取れない。やっと数局、というときに、アルさんはその10倍くらい進んでしまっていました。仕方がないので空いている場所を探してCQを出したら、それでも結構呼ばれ、速度は遅いながらも80数局は交信が進みました。
(ほんと、多少ながらも役に立って良かったです)
でも、その時間でかなり草臥れて(延々と英語を聞くこともあり)、交代したら、あっという間に寝入ってしまいました。朝方目が覚めたら、全体で2000QSO辺りまで進んでいました。9時間程度でこのQSO数です。
日曜日には、FM5FJ/ジルさんが、友人のFM1HN/ジュリアンさんと来られて、オペをローレンさんと交代し、10mで運用。ジルさんの英語は発音がクリアで、非常に聞きやすいです。むろんフランス語も混ざります。メルシーが自然に出て、相手もマルティニークと交信した、という実感が生まれると思いました。
それにしても、CQWWでの交信の早いこと!
*************************************
お昼前にスコールが来て落雷し始め、その間はアンテナを外して待機です。(右の写真)
落雷は2回で遠ざかり、じわじわ時間が過ぎて行きますが、それにしても、CQWWはアメリカとヨーロッパの局のためのお祭り、という感じが、やはりしましたですね。近在の局数が圧倒的に多く、幾らQSOが進んでも、次から次へとコールがあります。この状態だと、「繋がり辛いアジアや北オセアニアの局については1回だけマルチを取り、後は無駄な時間を費やさないようにする」作戦を取るのは、理解できる帰結かと思いました。
午後に入ってだいぶ眠くなり一寝入りしていたら、「28MHZが開けて、相手がWだから運用を」とローレンさんのお言葉。ぼんやり頭でシャックに出て運用開始しました。確かにこのバンドは信号がクリアで、一旦相手を指定すると、その局が浮き出て来たかのように受信しやすくなります。終始、3局くらいはコールしてくる時間が続き、私でも結構の局数、進むことが出来ました。ただ、複数呼ばれるので、一回で相手のコールサインを取るのは難しく、聞き返しが発生します。ときどき難しい発音の方もいましたが、まずまず一定の速度は維持でき、分3~4局くらい交信できているときもありました。(南米系のスペイン語圏の方は巻き舌的発音で、取るのが少し難しかったです・・・)
11月はJIDXに出てみる予定でパラオに行こうと考えていますが、相手が日本の局のみというコンテストで、割と楽に運用ができそうに思っています。昨日の夜、蚊か何か痒い思いをしたので、問題なく過ぎれば良いと思いますが・・・。(蚊の姿は見えません。音も聞こえないんだけど、何だろう?)
コメントをお書きください