暖かかったパラオから帰った翌朝は、何と気温－1℃！　参りますなア。

　なお、今回のパラオはドン曇りで、日中もエアコンなしで過ごせる気温でした。

 　家に戻ったら、何とイギリスの方からOX/M0JHQへのQSL請求が来てました！

もう、ビックリ。慌ててこれからカードデザインです。

(余談)

　昨日の夜のテレビ番組＝仰天ニュースで、JAL123便の墜落事故の原因を解明するプログラムを遣ってました。その当時も非常に大きな事故で随分と騒がれましたが、今回この番組を見て、改めて実際はどういう事故だったのかが非常によく分かりました。

　圧力隔壁に穴が開いたことにより、垂直尾翼が損なわれた。その際に、4つもあった油圧系統が全て動かなくなったことが、操縦に最も影響が大きかったこと。また、7年前の尻もち事故の際に壊れた圧力隔壁の修理に対し、壊れていない上部と、損傷の有った下部を、補強版を中に置いて繋ぎ合わせた・・・。しかし、その際に指示書通りに作られず、予定の半分のリベットで固定されるような修理になってしまい、7年後に金属疲労が起こって穴が開いた事などが、絵による解説で非常に良く分かりました。

　でも、もし私が修理担当者なら、圧力隔壁を半分ずつ繋げる案は選びません。ソーラーカー設計の際に、こういうリベットの打ち方での繋ぎ方は、上手く行かないことがよく分かっていたからです。不要に重くなるうえに全体バランスが崩れ、補強版を設計通りに工事したとしても、力が不均等に掛かることは避けられない。

　なので、圧力隔壁は、すべて一気に取り換えないといけないはずなんです。優秀なボーイングの設計担当者が、何故そうしなかったのかがどうもよく分かりません。

　修理費が高いから？　そんなことはないはずです。もともと飛行機を作る際に、圧力隔壁はそれを一つのユニットとして製作するはずだと思うんです。

　いずれにしても、機体が最初の尻もち事故を起こしたときに、根本的修理をすべきだった・・・と、改めて思ったんですよね。

　番組の最後に、この事故で犠牲になった方の中に、当時お相撲さんの卵だった方の恋人がいた話が紹介されました。その彼女が、一生懸命に相撲に打ち込んでいる彼を、沢山、記録を残しながら、心から励ましていた。これには思わず、涙してしまいました。

　世の中には素敵な人っているんだなあ・・・、生きて行く勇気を貰いました。