昨日の夕方成田を出発し、アブダビ経由でローマに遣って来ました。今回はエティハド航空利用で、セイシェル以来2回目です。
ヨーロッパに来るにはKLMやAirFranceと言ったヨーロッパの航空会社の飛行機が便利ですが、今回は思ったような料金の便が見つからず、時間は掛かるけれど少し安めの料金だったエティハド航空を選ぶことにしました。良かったのは、食事が美味かったこと! 今までに乗った飛行機では一番と思いました。
(今回の旅の主眼は、実はモナコでの運用なのですが、日本からモナコには直行便がなく、せっかくどこかを経由するなら、前回1月に来て様子の分かっているローマ経由にしようと考え、それならバチカンをみてきたいなあ、とスケジュールを組みました)
バチカン市国についてネットでいろいろと調べたのですが、入国の具合がよく分かりません。入国審査があるのか、入場券がないと入れないのか、など・・・。
美術館や礼拝堂への事前チケット予約・販売の話は幾つか載っていて、有名な絵画を見られるといいなあと、あれこれ悩んだのですが、飛行機が遅れた場合にはフイになってしまうし、雨が降って歩けないような場合はどうしようか? などと考えているうちに、出発の日を迎えてしまいました。結論から書くと、以下でした。
1)入国に際し、審査は無い。
2)サン・ピエトロ広場のモニュメント辺りまでは無料で入れる。
3)美術館などへの入場には事前予約の入場券購入がが便利。当日だと3時間待ちに
なることも!
4)荷物検査用の機器が複数台見られたので、そういう検査もあるのかも・・・。
ファウミチーノ空港に荷物をデポし(ターミナル3地下階の、バスステーション付近に荷物を預かってくれる場所があり、朝7時から営業)、すぐそばのバスステーションで12番の便が「テルミニ行きでバチカンに停まる」ことを見つけて、それに乗ることにしました。立派なバスで、シートベルト付きでした。8ユーロで45分掛かりました。
サンピエトロ広場に入ってすぐに、大勢の人が列になっているのが見えました。大聖堂などの施設の中に入るための当日券を買う人の列かな、と思ったのですが、どうも感じが違います。バチカン市国の関係者の方の様子や、お巡りさんの発言をあれこれ聞いてみると、結局、以下のように思われました。
1)列はあるんだけれども、どこかに入場券を売るような建物は見当たらない。
2)今日は何か特別の式典があるらしく、午後一時からしか入場はできない。
3)式典に入場して行く人がポツポツあるけれど、皆さん何か招待状のようなものを
手にしている。
それで、帰る時間のことも考慮して、市国を一周してみることにしました。バチカン市国への入り口は、広場とは反対方向の美術館側にも一か所あって、そこも見ておきたいと思いました。
で、歩き始めたのですが、美術館手前の歩道にはやはり長蛇の列があり、これは3時間でも難しいかも?と思いました。ただ、その列は止まったままで、事前予約をして入場券を追っている人たちだけが入場を許されて中に入って行きます。(なので、美術館入り口周りはそれほど込んでいるようには見えません) サンピエトロ広場同様に、こちらでも入場券売り場のようなものは見当たらず、当日券の発行がどんな具合なのかは、結局分からずじまいでした。結論としては、どなたかが書かれていたように、夕方4時頃に入れば空いていて待たなくて良い!
バチカン市国は、サンピエトロ広場方向以外は高さ10mほどの城壁で覆われています。一周して広場に戻ったら、ちょうど式典が始まったところで、大きなディスプレイに法皇様のお姿も拝見することが出来ました。
(帰りの広場の行列は400mくらいと感じました)
その後、テベレ側沿いに建つサンタンジェロ城、テベレ川、パンテオンを経由し、最後にトレビの泉を拝見して、テルミナ駅へと向かいました。(帰りはレオナルド・エキスプレス。=テルミニと空港間ノンストップの特急列車)
・ローマは道が複雑で分かりにくい!
・Google地図は正確性に欠ける! (サンタンジェロ城のすぐ前にテベレ川に掛かった
橋があるのに、地図上ではそう見えない・・・)
・どういう訳か、遺跡を説明するものが少ない! トレビの泉も、その旨を書いたもの
がなく、物売りの方に聞いて、ああ、やっぱここが・・・、と思った次第。
トレビの泉前は、各国からの旅行者でごったがえしてました。韓国の方と中国の方、
日本の方が、言葉で分かりました。東洋からのお客さんが多いなあ、と感じました。
ちなみに、ローマでは公衆トイレは入場料が必要です。1ユーロです。おつりが出ないので、小銭が必要! テルミニ駅でトイレに入ろうとしたら、小銭が無くて焦りました。日本は、公共機関がよく頑張っています!
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