登山・イベント参加  ·  02日 8月 2024

礼文島・ウスユキソウ群生地と桃岩

　利尻岳を下りて宿に着いた頃から風が強くなり、夜中はかなり強い雨でした。朝の風は木を大きく揺さぶるくらい凄い状態です。 天気予報では日中も雨で、波が2.5mから1.5mということでしたが、右の写真のフェリーで礼文島に渡り、ウスユキソウの群生地を見に行くことにしました。

　フェリーは大きく、稚内から来た便からは大型のトラックも何台か降り、利尻→礼文のお客さんも多かったです。

 

　礼文島は花の島として知られ、最も良いシーズンは6月後半から7月のようです。今回は山登りが主目的だったので8月初旬を選びましたが、花としては最盛期は過ぎている感じでした。

　礼文島の観光図は左の写真のようで、写真右側が北です。港は島の南端付近にあり、集落もその辺りに集中しています。今回行きたい場所は島の南側1/4ほどのエリアですが、動ける時間が5時間ほどなので、こんなものでしょう。

　

　

　港から桃岩方向に向かう舗装道路を歩き、道の横に見える花をちょこちょこと写真を撮りながら進みましたが、シシウドの大きさが半端ありません。背の高いのは3mもあり、茎が人の腕ほどもあります。これには驚きました。

　40分ほど歩いて舗装道路から砂利道に入り、樺の茂る林を抜けると、広々とした風景の見える場所に出ました。

　この辺りは一度火事があったのだそうで、その後に植林をして、左手の写真のような緑の木の配列が見られます。

　林道に入って2kmほど行ったところに説明のための看板がありました。

 

（今回のコース）

　今回歩いたのは、香深の港からＥを経由してFくらいまでですが、林道はGまで伸びていて、長さは8kmほどだそうです。コースとしてはここを通して歩くのも良さそうに思えました。

 

　レンジャー用の小屋の有る辺りで引き返し、舗装道路に戻り、それを更に登って、写真の黒×方向に向かい、そこから車道→ぬかるんだ細道を上がって、桃岩展望台に出ました。

 

　桃岩展望台からCの元地灯台へ向かう道を少し進んで桃岩の写真を撮った後、帰りは桃岩展望台に戻って、車道→登山道を下りました。帰りに、昨日、利尻岳に私たちと前後して登られたご夫婦に行き会いました。

 

　下り始めて14時を過ぎたら、小雨が来ました。昨日と同じ時刻です！　が、雨は小振りで雨具を着る必要もなく、15時少し前にフェリー乗り場に戻って、利尻島行きのフェリーに乗りました。

 

　礼文島からは残念ながら利尻岳は見えませんでした。

　林道から西側の景色は、どこか北の外国を思わせるような風情でした。レブンウスユキソウは終わりの季節で、多くの花の真ん中の部分が茶色くなり始めていましが、一輪だけウスユキソウらしい白＋黄色の花を友人が見つけてくれました。

　林道から舗装道路に戻って桃岩に向かい、展望台まで上がって西側の海岸を見てきました。この辺りも花がいっぱいありますが、シシウドの大きさが目を瞠りました。

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