[Plan]
今までいろんな国に出かけましたが、中国にはまだ行ったことがありません。中国は、世界遺産が沢山ある国・・・。
無線運用に関しては、クラブステーションでの「クラブ員の監督の下での運用」しか許可にならないようですが、いつかは行ってみたいなあ、と思っておりました。
今回、JARLニュース2019年冬号に、
「桂林に開設されている桂林市と熊本市の友好親善局への30周年記念訪問行事が行われますが、それに参加しませんか?」という記事があり、早速申し込んでみました。
事務局のJA6RMRさんにお世話になり、4月にライセンスを取得、クラブ局である「BY7WGL」で、訪問員の一員として運用させていただけることになりました。
[Result]
JA0JHQ/BY7WGL: 1QSO SSBです。
※コンディションが厳しく、3日と4日の午前中、トータル5時間ほどはシャックに居ましたが、全員でも6QSOくらいしかできませんでした。日本には電波は届いていたようですが、桂林での受信が大層厳しく、ほんのときどき頂くコールに応答するのが精一杯でした。ベトナムでの運用時にも感じましたが、この辺りの場所は受信が厳しいですね・・・。
でも、ともあれ少ないながらも交信ができ、ホッとしました。BY7WGLの方々には大変お世話になり、深く感謝しております。
(大学の日本語学科に通う学生さんとの交流や、現地のハムとの情報交換なども行われ、歓迎行事もありました。運用時間は短かったですが、大変有意義な時間が過ごせました。現在、桂林には200名ほどのハムがいるそうです)
(写真の説明=クリックすると拡大します)
1)桂林市の少年宮(少年活動センターのような位置づけの場所)の建物
2)アンテナの様子。屋根の上に八木とVダイポールが上がっています。今回は21MHZと
14MHZにトライしました。
3)シャックの様子
4)訪問団の方々の運用の様子
[観光編]
桂林には日本からは直接のフライトがないため、北京、上海、台北、香港などを経由します。当初は九州の方々が台湾も見学したいということで台北経由の飛行機を予定しており、私も台北経由の飛行機を取ったのですが、その後、席数などの関係で九州メンバーは上海経由となってしまいました。で、台北での時間が沢山できてしまったので、少し観光をすることにしました。(台北は既に故宮博物館と象山は行っているので、他の場所を選びました)
[台北=旅の途中編]
1)成田空港でのEVA航空の飛行機。初めて乗ります。アテンドの方が皆さん、若い女性で、
とても華やかです。雰囲気が明るくて、良い感じ。
2)食事も良かったです。EVAは確か今年のGOOD航空会社投票で、10位以内に入っていた
と思います。
3)台北駅前の新光三越のビル。三越はMITSUKOSHIと読みます・・・。金曜夜で、街の
交通は混み合っており、夕方8時でも街行く人が多かった。
朝8時にホテルを出て、MRTで猫空へ向かいます。ひとつだけ心配があります。カメラのリチウム電池の充電器を持ってこなかった。桂林に着く前に終わっちゃったらどうしよう。
[猫空=ワンコンと読みます]
台北市の南東にある標高300mほどの連山は、街よりは気温が低く、お茶の産地だそうです。その山々を繋いでロープウェイが作られており、今回はそれ目当てに出かけました。
1)猫空のロープウェイ 全長4,033mと非常に長いです。フランス製。片道25分ほど。
2)ゴンドラから見えた茶畑。茶摘みかと思います。
3)終着駅
4)終点駅から楠樹歩道を歩きました。全体的にはこんな雰囲気です。
5)歩道の様子。ホテルのチェックアウト時間の関係で、午前中しか時間がなく、かなり
必死に歩きました。
6)歩道の途中には、こんな庵も。
[中正紀念堂と流山寺]
7)猫空からホテルに戻って軽く食事し、荷物を担いで中正紀念堂へ。ものすごく大きな建物
でした。前の広場のお花が綺麗でした。
8)紀念堂から、広場はこんな風に見えます。左右の建物は劇場と音楽堂です。
9)歩いて総統府を経由し、流山寺に行きました。大勢の方が訪れていました。唯一、時代を
感じさせる建物でした。
[桂林市内]
1)到着した日に、桂林では有名な食べ物、ビーフンをいただきました。飛行機での食事の
後だったので、とても食べきれず・・・。
2)宿泊したホテル。中国からのお客さんが多いですが、イスラエルやインドからも。
桂林は年間1,000万人以上の旅行客が訪れるそうですが、そのほとんどは国内からで、
外国からのお客さんは1万5千人程だそうです。
3)ホテルの部屋からの風景。古くなったビルは、これから取り壊しに・・・。
旧市街から空港側に新しい町が造られているとのこと。市庁舎も既に、そちらに移転済だ
そうです。
4)朝、ホテルのそばの公園に散歩に出ました。静かな佇まい。
5)公園では太極拳が・・・。
6)夜はこんなイメージです。
7)街にはバイクが多いです。環境面から電動バイクがほとんどで、何と免許不要。
ヘルメットなしの人が多かったです。音がほとんどないので、結構怖い!
8)街の標高は300mほどだそうです。亜熱帯に属しますが、この時期は18度から24度
くらいで、大変、過ごしやすかった。(夏は暑いそうです。冬は数年に一度、雪が降る
そうで、そのときの漓江は絶景だとか・・・)
9)市もありました。桂林市は人口120万人とかで、とても大きいです!
[逍遥楼]
3日と4日は、午前中は無線運用と交歓会、午後に観光に出るスケジュールでした。
1)逍遥楼は唐の時代に築き始められた楼閣で、中国では歴史的に有名な黄鶴楼、藤王閣、
岳陽楼と並ぶ格の楼閣だそうです。街の中心にあります。
2)昔の桂林の街並みはこんなふうだったそうです。漓江の流れを巧みに利用して、城壁が
造られています。
3)楼からの眺め。遠くに桂林らしい山々の姿が見えます。
[七星景区の鍾乳洞=七星岩]
1)街から少し離れた観光地区にバスで行きました。入り口はこんな感じです。公園内の
七つの山の並びが「北斗七星」に似ていることから、七星公園と呼ばれるそうです。
2)すぐに、花橋という橋を渡ります。ガイドの陳さんの話が大変面白く、今回の観光は
随所で非常に楽しかったです。
3)鍾乳洞の入り口まで辿り着きました。大きな洞が見えています。
4)鍾乳洞の中はこんな感じで、凄く広い! 床は整備され、歩きやすいです。
5)鍾乳石の一例。洞は長さが800mほどあります。
6)鍾乳洞を出てすぐそばに、ラクダの形をした岩があります。その昔の環境会議で、
アメリカのクリントン大統領がここで演説をしたそうです。
[漓江下り]
最終日に漓江下りに参加しました。スタート地点は、街からはバスで1時間ほどのところにあり、船は9時20分頃から出発します。昔は孟宗竹を束ねた小型の船に二、三名が乗っていたりしたそうですが、事故の可能性も高く、今は外国人のお客さんはそれには乗れないそうです。船は非常に立派で、中で昼食ができ、トイレも備わっています。費用は360元。
1)私たちが乗った船。
2)こんな感じで進んで行きます。前方には奇岩の連なりが!
11月は滑走期の初めで水位が低く、川底までは50cmくらいでは? と思われる部分も
あって、ときどき船底が岩に擦れます。
3)川はゆったりと流れます。出発から終点となる陽朔まで、約4時間の旅です。
4)船の3階に上がって周囲の景色を楽しみます。
5)船内では食事が用意されています。川エビとビールが美味でした!
※ビールは漓泉という銘柄でした。市内のレストランで飲んだ時もこれでした。
アルコール度が3.3%と強くないし、サイダーのような良い香りがして飲みやすく、
美味しかったです。
6)小型の船も見えました。
7)20元のお札の後ろに描かれた絵の背景になっている場所。
8)船内では、服務員さんの琴の演奏を聴くこともできました。ここで遂にカメラのバッテ
リーが切れました。(USBからの充電ができないタイプです)
やはり漓江は素晴らしく、世界中から観光客が来るのも頷けました。
今回は、靴下の替えを忘れる、充電器を忘れる、帰りに時計を失くする、など、どうも細かい失敗が多かったです。この頃、歳を取ったせいか忘れ物が多くなった気がしています。
ともあれ、旅は大変、楽しかったです。良い機会を作っていただいた熊本市の方々、桂林市の方々に、深く感謝!