[Plan] & [Result]
Small QRV : mainly CQ WPX CW Contest
Ordinaly QSO : 12 (10MHZ , 18MHZ)
Contest : 203 (3.5MHZ,7MHZ,14MHZ,21MHZ)
※ All CW (JA=0 QSO)
QTH:Kildimo Limerick IRELAND
RIG : TS-480HX ( under 100w operation )
using Ctestwin
Antenna : Micro-Vert 4~6mH (depend on the freq.)
※LoTW is ok , but I do not issue my QSL Card this time because mailnly Contest operation . If you need a paper card , please send me a request by e-mail .
I am returning my QSL when I received by the buro .
[計画]
日本とアイルランドの間には相互運用協定があって、JA免許を元にライセンスが下りることがJARLのHPにも載っており、いつかは行ってみたいと考えておりました。今回は西海岸に当たるリムリック州での運用です。
(宿泊先の関係で、アンテナは小振りなものにしました)
[ライセンス]
アイルランドのライセンス発行システムは非常によくできており、WEB申請です(外国人でも分かります)。
申請後にIDとパスワードが発行され、費用の支払いもクレジットカードで行えます。
また、ルールがガイドライン他に明確に示されており、大変しっかりした国、との印象でした。
出力は400wまで(周波数にもよりますが)、モービル運用時は-99dbWまでとなっており、港湾や海、空港に近い場所では運用はできない、となっています。市販されている無線機を使う場合には、製造番号がないといけない、とあり、Directive 1999/5/ECに適合しているかどうかを問う質問があります。(自作の場合も放射に対する一定基準のクリアが必要で、それはJAと同じです)
今回も大変スムーズな発給をいただきました。アイルランド政府には深く感謝しております。
ライセンス期間は3か月でした。
[運用概要]
25日到着日から運用と思っていたのですが、ヒースロー空港での乗り継ぎに時間が掛かって(一旦、英国に入国することと、チケットの買い方の問題で荷物がトランジット的に進められなかったため。ターミナル2とターミナル5の乗り継ぎは、十分に90分程度は掛かります=要注意です)、ロンドン⇒シャノン空港へのフライトが19:30発便に変更となってしまい、宿への到着が26日0時となって、翌朝から運用を開始しました。今回の宿はB&Bでセルフケイタリングです。(個別家屋のコテージ)
[26日]
10MHZと18MHZ(CW)に出ましたが、ノーマル局での普通運用ですので、ほとんど呼ばれることなく、ノンビリ運用でした。長い長い25日を過ごしたこともあって、かなり寝不足で寝だめしました。アンテナは例によってのマイクロバートです。ポールは釣り竿使用の5.4m長さのものです。
[27日]
朝方起きたら雨降りでしたが、7MHZのアンテナを設置し、コンテストに参加しました。さすがにヨーロッパで各国の信号は強く、1.9MHZ、3.5MHZ、14MHZでも信号が聞こえました。このコンテストは599の後に通算番号を付けるもので、私には苦手なコンテストです。(信号が早いと2と3、4の聞き分けが上手く出来ない)そのため、自分ではCQは出さず(プアーアンテナ+100Wではそもそも無理だけど)、呼び周りです。信号が聞こえ、こちらからコールした局にはすべて取ってもらえ、10時頃にはフェードしてきたので68局で終了し、アンテナを14MHZに交換しました。
14MHZも順調に取ってもらえ、ヨーロッパ全域と北アメリカの東海岸は大丈夫でした。JAの信号も2回ほど聞こえましたが、有力コンテスト局への応答で、私とはコンタクトできていません。
だいぶ疲れたので一旦中止し、試しに21MHZを聞くと信号が入っています。雨が降っていて億劫でしたが、アンテナを張り替えて出てみたところ、10QSOほど出来ました。強い局は59で聞こえてきますが、その応答局のシグナルは全く聞こえません。まるで50MHZでの運用のような感じでした。(1か0かの信号の感じ)
夕方に入ってかなり疲れたので、アンテナを下してそのまま寝てしまいました。(夕方にやっと晴れ間が見えました)
[28日]
昨日まででコンテストは184交信できたので、ほぼ満足かな?と思ったのですが、朝方、3.5MHZにも出てみようと思い立ってアンテナを設置して運用してみました。さすがに6mH程度のアンテナでは厳しいようで、有名コンテスト局でもコールサインの聞き返しが多かったです。やはりハイバンドのようなわけには行かないですね。その後、7MHZにも出てみたのですが、今日は何故かコンテストナンバーでの聞き返しが多く、この調子では迷惑掛けそうなので、200局を越えたところで満足、として、終了しました。
午前10時頃から車で観光に出ました。近場です。午後になってから戻って、宿のご主人さん差し入れの食事をいただいて夕方6時が過ぎ、後はJAの夜を狙って18MHZを聞きましたが、全然シグナルはありません。クラスタに載っているTN5やSV9も全く聞こえず・・・。
(ここは歩いて7分ほどのところにガソリンスタンド兼の小型スーパーがあって、食事には困りません。宿のご主人は大変親切で、奥様も大変素敵な方でした)
[ヨーロッパでの7MHZ、14MHZコンテスト]
モンゴルで参加した時は、バンドいっぱいに超強力(主にR)局が並んで隙間がなく、どうしようもない感じでしたが、ヨーロッパでの7MHZと14MHZはその場所のコンディションで主体となる局が変わる感じがあり、面白かったです。呼び周りでも結構局数が進み、交信を聞いていると、チャンネルを確保している局と呼んでいる局の交信済局数がほとんど同じだったりします。こういう環境だとコンテストも面白いですね。ちなみに国際コンテストのため、7MHZも14MHZも、**.001から068辺りまで使われていました。コールサインも多彩で、彩り感ががあります。(写真は、お庭のバラ)
[観光編]
ネット情報を見てみたのですが、リムリック州は観光名所は少ないようです。一番有名なのはリムリック市にあるジョン王のキャスルですが、車の運転が不安で、市内のため行かないことにしました。こちらではごく普通の一般道が制限時速100Kmだったりして、皆さん飛ばします。日本ならば50Km制限の感じのところもです。一人での旅行でもあり、無事故安全を取ることにしました。
写真は、kilcomanの村の中央にあるお城です。現在修復中の感じでした。 (実物は風情があります)
足を少し伸ばして、その昔にアメリカ東海岸とヨーロッパを水上飛行機で繋いでた着水地「Foynes Heritage Town」に行き、「Foynes Flying Boat & Maritime Museum 」を見てきました。実際に飛んだPAN AMの飛行機が展示されていましたが、これが大きい! 風の谷のナウシカのバカガラスを思わせる出来でプロペラ駆動、それに、なんと外壁がアルミ板のリベット打ちです。昔はこういうので大陸を横断してたんですね・・・。
地図を見て大西洋の入り江かと思っていたところは、リバー・シャノンとなっており、大きな川のようです。ヨットもいっぱい置かれていました。
写真は、Collite Forest Park Corragh Chase です。自然公園で真ん中に湿地があって、写真のような建物が丘にあり、CAFEになっています。大変すがすがしく清潔感のある場所で、日曜日のこともあって沢山の人が来ていました。
アイルランドは人口の少ない国で、ほとんどの場所は広ーい感じの牧場です。ノンビリ感があります。
公園でトンボを見かけました。日本でいえば「赤とんぼ」と思いますが、青くて大層綺麗です(赤いのもいました)。胴体が凄く細い。糸トンボのような感じです。寒冷地のせいですかね?
最終日朝に車で空港に向かったら、早く出すぎたようです。空港での時間が余ってしまいそうなので、道路沿いにあった観光標識でキャスルを見つけ、途中下車しました。走っていた道路はN18ですが、日本でいえば高速道路のような感じです。
名前は、Bunratty Castle と言って有名なところのようで、平日朝なのに一般車も十数台来ており、観光バスも来ます。入場料が16.5ユーロくらいで高かったのですが入ってみました。(あとは集合写真で載せます)
入り口に人が見えますが、非常に高い建物で、この左の塔のところまで登ることが出来ました。雨が来そうな天気のこともありますが、中は暗いですね。
ここはFOLK PARKにもなっていて、この地方にあった古い建物が集められ、維持されています。写真の建物も、その一つです(Loop Head House となっていた)。このような建物が幾つもあり、PARK内にはお茶屋さんがあったり食事も出来たりして、なかなか感じの良いところでした。