Jul/15-16/2019 PA/JA0JHQ Netherlands , ON/AH0CO  Belgium 0QSO

[Plan]

 夏は160mの運用が難しいこともあり、オセアニアでの運用は予定しておりません。

 昨年はフィンランドなど、ヨーロッパの国に出かけたので、今年はベネルクス三国に行ってみることにしました。無線は、JAもしくはFCC免許で運用ができないかと、4月頃に申請をしてみました。

1)オランダからはすぐに返事があって、郵送で免許が来ました。一回の申請で、一年間、

  有効です。インボイスが送られてきて、33ユーロを支払います。

2)ベルギーには、JA免許での申請書も提出したのですが、「あなたの場合、FCC免許が

  あるので、それで運用可です」という返事をもらいました。

3)ルクセンブルクは、「CEPTに締結している国の免許での短期運用以外は許可できない」

  とのことで、JA免許/FCC免許での運用はできない旨の回答をいただきました。

  以上から、今回の旅はオランダとベルギーでの小運用です。KX-2のみ持って行きます。

[Result]

 上記の計画だったのですが、内心、やはり10Wでは厳しいかな?と感じてはおりました。確かにアンテナが良ければ10Wでも大丈夫なのですが、公園でもどこでも運用できるスタイル(ハイキングモード)のため、アンテナは3mポールでの設置です。この場合、14MHZ以上でないと飛ばないんですよね・・・。

 また、荷物はリュックのみとし、それを担いで歩ける重さを最重要に考えたため、電源や予備のバッテリーは持って行きませんでした。そのため、以下の経緯で失敗に終わりました。

1)15日はコンディションが悪く、14MHZでの信号は皆無。7MHZFT8でイタリアや

  ハンガリーなどが見えたため、主力は7MHZだった。

2)そのうちにバッテリー電圧が下がったので、ホテルで充電を試みたら、一瞬にして

  バッテリー充電器が壊れてしまった。よくよく注意書きを読んでみたら、

  「アウトプットがオープンの場合、壊れるリスクがある」と書いてあった。

   普通の電源ではそういうことはないんですが、チャージャーなのでフィードバックが

  必要なのかも・・・。(日本では、その辺気を付けていたのか、問題はなかった

   KX-2はヨーロッパのハムも使っていると思います。AC240Vの入力で壊れては

  困るんですが・・・。

3)16日はバッテリーが半分以下に減っていたため、5W出力がせいぜい。

  ところが困ったことに、アンテナアナライザの電源もこのバッテリーを使用しているため

  アンテナ同調点も見つけられなくなった。その後、KX-2も動かなくなった。

 

※家に帰ってから電池の確認をしたら、充電器もバッテリー本体も故障になってました。

  KX-2の受信動作中に急に画面が暗くなったので、電池が使用電圧以下になっただけかと

 思いましたがそうではなく、リチウム電池も完全に死んでしまいました。

 (リチウム電池は、一個当たりが2.5V以下になると復活不可の電池です)

  取説にはそのことはどこにも書いてありませんが、KX-2を使っておられる方は注意が

 必要です。KXー2受信中に画面が消えたら、電池過消耗で、高い電池がアウトです。

 

「反省点」

 軽量荷物での運用に拘ったのですが、やはり無理がありました。バッテリーでの運用時は、

予備などもきちんと準備しないと、痛い目に遭いますね。今後の宿題となりました。(ザックを担いでみた結果、6kgくらいが長い時間担げる限界で、それで荷物を決めてしまいました)

 今回の場合、2AのDC12Vアダプタを持参していれば運用は継続できたと思います。

 

 ただ、一つ良かったことがあります。それは、スーツケースを運ばなくて良かったこと。

 石畳の床をゴロゴロ遣って歩くのは凄く大変だし、音が凄くて周りに迷惑かけるし、中身に与える振動の影響が大きくて気が気じゃない。(これで電源とトランシーバを何度か壊しました=チョークコイルの電線が切れるんです!・・手直し方法も見つけましたが)

 その点、今回は観光で歩いて回る際に心配いらなかったのが最大の良い点でした。なので、何とか改善して、次回に繋げたいですね。

(石畳を歩くと、足底が左右にズレて豆ができますね。左右とも指に出来て大変でした)

 

[観光編]

 アムステルダムは国立博物館と運河を少しだけ見学しました。「夜警」とフェルメールの絵が、やはり良かったです。お天気がドン曇りで、少し残念でした。

 

 ブルージュは町全体が世界遺産で、どこに行っても綺麗な景色ばかり。その昔は、町の中ほどが海の喫水線に当たっていたそうで、その頃の砂を使って家を作っていたそうです。

 ブルージュは、パリ、アムステルダムと並び、ヨーロッパの三大商業都市だったそうで、その頃にも大きな貧富の差があり、貧しい人たちは住む家さえなかったそうです。それを見かねて、お金のある人が家を建て、ただで貧しい人達を住まわせたそうです。それらの家は800にも及び、「神の家」と呼ばれたそうです。その痕跡が今も残ります。

 

 ルクセンブルクは、時間的に観光は無理と思っていて、何も計画せずに移動してしまいましたが、夕飯探しに町を一周したことと、ホテルから近いこともあって、翌朝、朝食前に世界遺産を見に行けました。

[アムステルダム郊外]

1)郊外の運河。船も走り、ヨットも走ります。スキポール空港から2Kmほどのところ。

2)運河が湖に繋がっている。

3)水鳥も・・・。(アオサギかな?)

4)運河沿いの道。ここを歩いてバス停に向かい、町に出ました。

[アムステルダム国立博物館]

1)博物館の建物(展示は1階と2階が主です)

2)長崎の出島の模型(その頃の海外領土だったんですね) オランダの旗も立ってました。

3)本がしまわれているコーナー 温度・湿度管理されています。

※写真は、フラッシュを焚かない条件で、OKです。(警備の方に確認しました)

 日本人の団体の方も来てました。(チケット売り場の女性は、日本語対応でした!)

4)有名な「夜警」の前はいつでも人だかりが凄い。学芸員の方が、絵の解析中でした。

5)フェルメール。白の出し方が素晴らしい! 青の色も素晴らしかったです。

6)陶器の装飾品。中国からの品物。

[アムステルダムの中心部]

 博物館から徒歩で、セントラル駅に向かいました。

1)運河が沢山あって、観光船が行き来します。

2)橋の上からの静かな佇まい。

3)花の市が開かれる場所。次回来るなら花の季節ですね。チューリップ!

4)マダム・タッソーの蝋人形館(時間がなくて見学はできませんでした)

5)中央駅のすぐそばにも運河があって、このような佇まいです。

6)中央駅の建物。5)の写真が右手の景色です。

[ベルギー・ブリュッセル/ブルージュ駅]

1)アムステルダムからブリュッセルへはタリスで移動しました。オランダ語、フランス語、

  英語でアナウンスがあるので、分かりやすい。日本でチケット予約しました。

  赤い電車がタリスです

 そこからブルージュへはインターシティーで移動しました。線路はひたすら真直ぐでした。

駅は近代的な建物です。駅前から、バスが何コースも出ています。

3)駅前の案内板。(英語の表記がない!)

[ブルージュの街並み] 世界遺産

1)駅前を流れる川(運河)

2)綺麗な建物。(ホテルです)

3)街中へと歩いて行きます。行く手に高い塔が。

4)馬車も走っています。

5)中央部の運河。

6)中央部に立つ教会の塔。

7)~8)MARKTの広場 街の中心部です。

9)道が続いて、建物も続く。

10)~13)道が複雑で宿を見つけられず、あちこち歩き回りました。街の周囲を運河が囲みますが、周囲10kmあるそうです。

 

 ブルージュの主な観光名所は、左の図の三角形内に集中するそうです。宿のおじさんが教えてくれました。他にも、喫水線がもっと低かった時代のことなども。

 地名にZANDという場所があるのは、その頃は喫水線で砂場だったそうです。非常に勉強になりました。

14)早朝のMARKT(広場)では朝市が開かれる。

15)レンガ作りの建物。(古いのが白っぽく、赤いのは比較的新しいそうです)

16)BURG付近 (絵を描いている人も)

[ベルギーからルクセンブルクに移動]

1)移動日のブルージュは快晴でした。写真は西の門です。

2)インターシティでブリュッセルへ移動し、長距離電車に乗ります。ブリュッセル北駅。

3)ブルージュ⇒ブリュッセルが、ほぼ1時間。ブリュッセルからルクセンブルクが3時間。

  ルクセンブルクまでの大半は、林、草木の大地か農地でした。家が少ない!

  写真は風力発電の風車ですが、10台ほど見かけたどれもが回っていませんでした。

[ルクセンブルク]

 印象は、[金融の近代都市!]です。近場に世界遺産がなければ、東京九段下とか銀座とかの感じで、町は至る所で工事中。凄く歩きにくかったです。少し郊外に行くと高級住宅地のイメージで、コンビニなども無論なく、駅前で買い物しないとパンとか果物も手に入らない!

(駅から右手の道を上がるところのスーパーが便利で、凄く混んでました)

1)この電車で移動しました。インターシティーです。

2)ベルギー・ルクセンブルクでは、駅のトイレは有料です。チケットを買います。

  ブリュッセル=50セント。ブルージュ=60セント。ルクセンブルク=70セントでした。

3)ルクセンブルク駅。

4)町の北へ向かうメインの通り。道が広い!

5)アドルフ橋へ向かって歩いて行きますが、町はこんな感じ。

6)左の塔が高く、目印になります。道の工事が多かった。

7)ルクセンブルクは、町の北側に大きな峡谷があり、この東側に世界遺産があります。

  峡谷に掛かっているアドルフ橋を、北側から見たところ。

8)右手にアドルフ橋が見えます。ノートルダム大聖堂の辺りから見た風景。

 

9)至る所で工事をしていました。駅の東側のホテル建設現場。

10)駅前100mでも、メイン道路を工事中。

11)ホテル前の景色

12)ノートルダム大聖堂

13)中国からの修学旅行者らしき少年たちが記念撮影してました。

14)15)すぐそばにあった展望塔。上の丸いラウンジが、降りてくるんです!

[要塞群のあるGRUND周辺] 世界遺産

16)早朝、大聖堂のところから先に進むと、大公宮が。

17)ボックの要塞。

18)右手に砲台跡。

19)GRUNDの街並み。

20)砲台跡の下部から崖を下ると、橋が見えてきます。

21)教会の尖塔

22)家々が壁に沿って建つ。

ルクセンブルクは清潔感があって素敵な街ですが、歩きたばこが多く、ちょっと閉口でした。

06/Oct/2019 PA/JA0JHQ  Netherlands  6QSO

[計画]

 前回、0QSOの結果だったので、イギリス旅行の帰りに運用できるように計画しました。

[結果]

 ところが、宿泊予定地まで来たら雨と風です。こういう時はマイクロバートはダメです。コイルが水に濡れると共振状態が変化し、目的周波数でもSWR=2以下に入らなくなる。

 仕方がないので、屋根からアンテナを紐で吊るし、長さ2m程度が空中に出ている状態で試めしてみました(SWR=1.7以下に入っています)。

 14MHZで試みたところ、画面いっぱいに運用局が見え、何とか6QSOできました。(これが相当に嬉しいんですよね・・・)

 

 今回は観光は一切なしです。宿まで送り迎えしてくれたタクシーの若いお兄さんが親切でした! 感じの良い青年に出会えると、これも嬉しいです。(こういう業種では、インドやアラビアから来ている人を多く見受けますね。彼らにも仕事があるのは、嬉しいことです)

[スキポール空港]

 広い平野に、これまた広々と滑走路が広がります。空港の下を高速が走っていたりします!

 時刻表を見ていたら、5分ごとに5つの出発便があるようで、1分に一機、飛び立つ計算です。それを無事にコントロールしているのだから、凄いなあ、と思わざるを得ませんでした。

 アライバルを出た場所にはバーガーショップから土産物屋から沢山の店が並んでいるし、大きなスーパーもあって非常に便利。上手く設計された空港です。鉄道への接続も凄く簡単だし、タクシーなども捕まえやすい。

1)正面の様子。

2)ゲートを通った場所の広場の時計がまた妙!

  中に人がいて、1分ごとに針を書き換えています。(ように見える)

3)ゲート内で、アマリリスの球根を売ってました。こういうの、OK?

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