[Plan]
2018年1月にもCQWWの160mコンテストに出たのですが、バンドが開く時間の把握がまずく、11時ころで寝てしまっていました。USAやEUはその後に開くことを帰りがけに知ったため、2019年に再トライと考えてのQRVです。今回は夜運用して、昼は寝る予定です。160m主体で運用します。(なお、160mは冬場しか良い時期がなく、ほかにも行きたいため、ここしばらくはパラオからの冬の運用はできないように思います)
160m CW!
※ I would like to go to another entity in winter season in recent few years .
So T88PB in winter season would be the last chance at this time .
[Result]total=1,184 QSO JA=77.4%
CW:160m Contest 151QSO, Ordinary 46QSO
FT8:966QSO JT65:1QSO
[Rig] IC-756pro+JRL-2000F , TS-480HX
[Ant] 160m=MV 80m,40m,30m=DP 20m,17m=3ele Yagi
[1月25日]
今回はユナイテッド航空利用で、グアム経由です。グアムまでの飛行機は大型でしたが、何と、満席でした。少し需要が回復しましたかね?
金曜日の便のためか、若い人や家族連れが多く、子供も多かったです。
また、通常はそのあとのパラオへの便は、半分も席が埋まらないのですが、今回はほぼ満席に近い状態でした。日本から、ペリリュー島への慰問団の方が来られていました。
ホテルには予定通りに到着、準備をして運用を始めました。
今回の主目的は160mなのですが、既設アンテナの調子がどうも変です。周波数は合っているのだけれどSWRがふらふらして定まらない。そのため、最初は他のバンドで運用し、明日の日中にアンテナの整備をすることにしました。
[1月26日]
朝方にアンテナの状況確認をした後で買い物に行ったりシャワーを浴びたりして、その後、本格的にアンテナの整備をやりました。何回も来ているので交信は沢山やっておりますし、少しは設備メンテも手伝うべきですネ!
160m用は、長いことフルサイズのDPが上がっていたのですが、SWRが3近くあり、屋上から下へエレメントを伸ばしていて安全上の問題もあったことから、前回、T88AQさんらが取り換えをしてくださいました。ただ、どうも安定していないので確認したところ、末端がポールと干渉し、風でインピーダンスが変化し易い状況でした。
他にも、40mのDPエレメントが垂れ下がったりしていたので、あれこれと直し、ギボシを使ってFT8のときとCWのときの同調がより良くなるようにしておきました。また、160m用のMVを上げました。
(写真のコイル付きポール。向こうに見えるは消防署)
160mの入感までに時間があったので80mで運用し、何と南米局の初T8に貢献してしまいました。(うれしかったです!)
夕方から主目的であったCQWW160mCWコンテストに参加すべく、ウォッチし始めたのですが、いつもの時間になっても全然入感なし! ビックリしてしまいました。
その後もコンディションは厳しく、いつもなら綺麗に聞こえるJA局が、凄く弱い。そのくらいですから、ほかの地域は全くと言って聞こえてきません。また、有名コンテスト局を呼んでも、こちらの信号が弱いのか返答がありません。今回は非常に苦労しました。
そんな具合なので、リクエストを貰っていたWは全く入感せずでダメでした。
日中寝ていなかったので睡魔に負け、途中で寝てしまいました。
[1月27日]
朝方起きて160mに出たのですが、期待のヨーロッパは聞こえず、ヨーロッパ局を呼ぶJA局が聞こえるのみ。本当に今年は厳しいですね・・・。
160mCWはCQを打ってもダメなので諦め、買い物に行ってからFT8で出ています。(日中は無論、160mはダメなのですが)
80m⇒40m⇒30mと、日が上に上がるにつれてのコンディションを追いかけています。
その後、食事を取ってからシャワー/睡眠をして、15時ころから30mFT8。安定している感じです。
19時ころから出てみた160mは相変わらずで、CQを出してもほとんど返答がありません。前面に聞こえてくるのは有名なJAのコンテスト局のCQ信号くらいで、ときどき私のCQに応えて綺麗なJAの信号が入ると、ものすごく嬉しく感じます。
23時ころからWの信号を期待していたのですが入感せず、そのうちに雨が降ってきてアンテナの同調周波数がずれてしまい、リニアが不動作(アンテナチューナでも同調できない)。
諦めて寝ることにしました。どうも寝不足できつかったらしく、朝の7時まで爆睡してしまいました。
写真の左手にあるのは14,21,28の3エレトライバンダー、右のポールが160mMVです。
[1月28日]
160mのコンテストは終了、後の目標は、夜のWとEUの160mなので、日中は気楽に過ごします。
とまあ、ここまでは良かったのですが、17mのFT8に出たら結構呼ばれまして、夕方までずっと交信を続けてしまいました。ハイバンドでのQRVは、クラブの他の方々が行っておられるので、なるべく夜の160mで、と思っていたのですが、呼んでいただいているのに、いなくなるのも気が引けました。それに、ローバンドのコンディションはどうも良くないので、今夜も期待できなさそう・・・。
夕食を取ってから40mでFT8を運用し、その後160mに移りましたが、Wの信号は聞けませんでした。14:00Z以降は、160mCWでずっと頑張っていたのですが、途中で寝落ちし始めてしまい、これはいかん、と一旦寝ることにしたら、朝遅くまで寝てしまい、日の出前を逃してしまいました。でも、ロシア=R3あたりでも蚊の鳴く声、というか、ほんのときどき浮き上がる信号をかすかに捉えて返答している状態で、ものすごく厳しかった。これだと、難しんですよね…。昨年はもっとずっと良く聞こえていた気がします。
(どうしても言い訳になっちゃうなあ・・・)
なお、途中で一回、160mFT8を試みました。160wでKH2と交信! でもVKは最初のコールを貰っただけで、交信には至りませんでした。やはり500w程度は欲しいですかね?
[1月29日]
朝方の寝坊で160mCWのヨーロッパは失敗。その後、朝食を取ってから40mのFT8で遣ってますが、これも厳しいなあ・・・。
今日はやはり17mで運用して、午後は睡眠を取り、夕方から160mCWに出て終了にしようかと思います。
ZL7から続いている旅で疲れが溜まってきたのか、寝始めると起きられない。どうもいけません。
(FT8は目を使って、それが疲れの原因かもしれませんが、CWで必死に聞くのはもっとしんどいです。11月のCQWW-CWコンテストの方が楽に感じました。=あのときは楽しかったです!)
ホテルからスーパーが5分の距離で、重宝してます。(上の写真)
写真は左手前が郵便局、その奥がホテル、その右側が消防署です。コロールの中心街、といったところでしょうか? パラオは一国ですが規模は小さく、日本の小さな町くらいの人口です。その人数でお国を運営するので、とても大変かと思います。国連にも代表を送りますしね。
午前中は30mが全く信号がないので、20mFT8に出ました。さすがに20mですね、てきぱき進む感じです。
夕方から、オーナーさんと奥さん、それに私の3人でPPR(パラオ・パシフィックリゾート)に夕食に出ました。オーナーさん夫妻との食事は初めてです。PPRは日本系のリゾートで、何とも素晴らしい! 何枚か写真を載せます。ビールもパラオ製のビールで、4種類を小グラスで頼んで楽しみました。子供たちの踊りの披露もありました。
PPRにも機材が置いてあって、アマチュア無線の運用が可能です。今月号のCQ誌にも載っていましたね!
夕食から帰って、次回のためのアンテナ、リニアのチェックを行い、1時間ほど1,828khzでWの信号が得られまいかとウォッチ+CQを試みたのですがダメでした。皆目信号なし。
その後、1,840khzのFT8を試み、YB、BH、R3、R9などと交信ができ、ようやく最後を飾れました。
[160m雑感]
昨年のコンディションが非常に良かったので、今回も二匹目の泥鰌を狙って遣ってきたのですが、当ては外れました。昨年はノイズも大きく信号も大きいコンディションだったのですが、今年はノイズもなく静かで、でも、信号も同じく物凄く弱かった!
どうも電離層の関係でそうなってしまったようで、11月のCQWW-CWの時のほうがよほどよく聞こえました。シーズンは12月中旬から2月中旬だそうなんですがねえ・・・。
ということで、160mは何とも、難しいバンドだなあ、と思いました。
今回どのくらい弱かったかというと、音にならなかったんです。
普通は、ヘッドフォンをしっかり耳で抑えて集中すると、何とか理解できる。今回の場合、何か骨伝導みたいな感じで、これらしい、という感じで符号化される。でも、それで応答するわけに行かないので、QSBするのを待って聞こえてから符号化すると、これが不思議なことに、骨伝導方式で取った時と同んなじ!
最初はそんな馬鹿な、と思ったのですが、超微弱信号でも、結構判別が効くのを実感しました。なので、こういう場合はきっと、307とかいうレポートを送るべきなんでしょうね。