[Plan]
2nd Africa ! , Mainly CW , RTTY , IOTA Contest on Saturday and Sunday
160m , 80m , 40m , 30m , 20m , 17m , 15m ( if requested , 12m & 10m = OK)
QTH: Praslin Island GRID : LI75uq
RIG:TS-480HX(~200w operation) , using Ctestwin Program
Antenna: Micro-vert . 2*(10m pole) and 1*(5.4m pole )
[Result]
CW : 1,719 QSO
⇒ 160m=2, 40m=534 , 30m=339 , 20m=196 , 17m=631 , 15m=2
( JA : Hi band = 45.2% , Low band =15.8% Total = 30% )
[計画]
2015年9月のCQ誌に、S79HNで運用をされた日本人の方の記事が載っており、早速問い合わせをしてみたところ、環境的にも申し分ないとのことで(マラリアやデング熱などの心配がない)、今年一番のイベントとして企画しました。宿泊場所は、記事と同じ"Maison de Soleil"です。10mポール2本と5.4mポールを使って、主に、160m/80m/40m/30m/20m/15mを試みます。
宿のご主人のメールの返答が早くて的確で、大変ありがたく思っております。また、JQ2GYUさん、その節は大変お世話になり、ありがとうございました。深く感謝しております。
※写真はプララン島の北西部の丘の上に建つ「メゾン・ド・ソレイル」
[ライセンス]
セイシェル政府に、申請書+JA免許のコピー+パスポートをメールで送り、連絡が付いたのちに、JPバンクから申請料を送付しました。(申請料はUS$38でしたが、向こうの銀行では銀行送金のための口座登録費用が必要とかで、その分を多めに送っています)
無線機は型式指定で、製造番号も必要です(その機材しか持ち込みができません)。アンテナについても、細かな説明書を送りました。期日/場所指定のライセンスで、滞在中のみ有効です。
スムーズな発給をいただき、セイシェル政府には深く感謝しております。
[運用概要] 記載は現地の曜日です。時差は5時間。
[7/26]
ほぼ予定通りのフライトスケジュールで、現地時間11時過ぎには宿に着きました。宿はプララン島の北西の丘の上にあって、景色が非常に良い場所です。天気も良く、アンテナを張るには絶好の日和、早速アンテナ(MV)を設置しました。運用開始は13時頃、17mからです。
暫くのCQの後でDU1からの応答があり、その後次第に呼ばれるようになって、4時間ほど運用出来ました。17mが意外とよく入感しておりました。
宿にはWiFi設備が設置されていないため、この日はインターネット接続ができず、母屋に相談に行ったら、SIMカードを使った方法で繋がるので、明日、街に手続きに行こうということになりました。(まだその方法はやったことがなくて、この時点では不安だった)
夕食はママさんのお魚料理でしたが、私が少食で余ってしまい、おやおや、と笑われてしまいました。ママさんは気さくな方で英語が通じ、楽しく会話が進みます。疲れもあって、この日は夜は睡眠です。リクエストで160mには出たものの、ノーシグナルでした。
[7/27]
朝方、30mに出たのですが全く応答がないため40mに変更しましたが、この時間帯は厳しくて10QSOでした。ママさんの料理で朝食を頂いた後、息子さんの車で街に出ることになりました。
ショップが混んでいて時間が掛かりましたが、無事にインターネットに繋がることが分かりました。
宿に戻って、昨日同様17mに出たあと、40mで運用しました。40mがどうも一番よく開ける感じでJAとも交信が進み、今回はこれでほぼ目標達成、満足です!
途中で160mを再トライしましたが、こちらは厳しかった。
島では晴れの時間が多いですが、ときどきスコール的に雨が来ます。今回も、アンテナ調整中に急な雨が来て、上半身ビショヌレになったりしましたが、暖かくて何も問題ありませんでした。ただ、アンテナはコイルを使っているため、雨天時は同調周波数がずれることがあります。コイルを樹脂で固めないとダメかな?
(特に、被膜銅線の場合が駄目ですね。リッツ線の方は問題ない感じ)
[7/28]
島ではいつものことですが、午前中の入感がありませんので、その時間帯は睡眠不足を補い、午後から出ました。まず20mで運用後、40mに移り、JAから沢山コールを受けました。JA各局の信号は強く、安心して聞けています。その後、ヨーロッパに信号が移って行き、そのあとに北米となります。QSOは1,190QSOくらいまで進みました。
[7/29]
昨晩、インターネット接続用に買っていた電話でのデータ転送容量がフルになってしまい、この日は宿の息子さんの車で、グランダンセのお店に代金支払いに行きました。今日は、この島出身の歌手の出演のあるフェスティバルがあるそうで、その準備のためか人通りが多いです。お巡りさんも出ていました。帰りに、ビーチを2か所、見学して来ました。
宿に帰って15mでIOTAコンテストに出てみたのですが、余りにも信号が早いのと、強力局以外が聞こえない状態で、強力局相手にコールして6局まで進んだあと、疲れたこともあって少し寝ることにしました。(寝ている間に、20mの良い時間帯は過ぎてしまった)
夜間の40mでは、信号は多数聞こえるものの、私のコールは届きません。単独でのコールでも厳しく、とりわけナンバーが取ってもらえない。何度も聞き返してもらったりすることもあったので、迷惑を掛けることを考え、011まで進んでとりあえずコンテストは終了です。
夜間は静かで少し肌寒いくらいです。赤道の南にあるので、この時期は冬。最高気温も28度くらいです。
こちらに来てから南米の方からも160mのリクエストがあり、日の出の時間にトライしました。
聞こえるもんなんですね・・・、信号がキャッチできたときは鳥肌が立ってしまいました。(頑張ってアンテナ設置して良かった)
夜はオリオン座や天の川が綺麗です。オリオンは逆さオリオンです。
[7/30]
あっという間に最終日です。午前中は睡眠で、午後に入ってIOTAコンテスト終了前にアンテナの整備をしてワッチしたら、17mのSSBで日本の局が聞こえたので、アンテナを張り替えて呼んでみたのですが、他局とのQSOが始まってしまい、結局CWでの運用となりました。
この時期、どうして17mが良いのか分かりませんが、JA各局の信号は非常に強く入感し、JST11時頃までJAもしくはEUの局から声が掛かる状態でした。だいぶ頑張ったのですが、少し疲れがあり、急ごうとすると打ち間違いが出ます。すいません。
夕食はチャーハンでした。美味しかったです。
夕食後、30mが綺麗に聞こえていたので、急遽予定を変更して30mに出ました。最初はJA、のちEUからコールが続き、300QSOを越えました。コンディションがあまり悪くならず驚きました。
※ For EU Stations , I am so sorry to make mistakes of coding , I was bocoming so tired .
ちなみに、いつもならば30mのアンテナは10mポールを使ってフルの長さで張るのですが、今回は5.4mポールでの運用でした。(316QSOできましたが、JAは20局でした)
[運用結果]
今回はRTTYも運用しようと思っていたのですが、バンドが開ける時間が短く、一旦CWで出ると呼ばれ続けることもあって余裕がありませんでした。もし期待されている方がおりましたら、申し訳ありません。
CWは幾分か上手になってきたとは思いますが、疲れてくるとコーディングに時間が掛かってしまいます。もう少し慣れが必要かと思います。SSBは運用チャンスがありませんでした。
今回はアンテナが変な周波数で合うことがあり(20mと12m)、また、雨が降った場合に水の影響が起こることがよく分かったので、改善が必要だと思いました。
宿は快適で、オーナーさん家族は大変ファミリアーです。セイシェルで運用を希望する方がありましたら、ぜひ、ご利用を!
今回も沢山コールをいただき、ありがとうございました。心より感謝しております。
[観光編]
小規模ながらビーチを歩いたりしたので、少し書きます。セイシェルでは国際空港があるマヘ島が一番大きくて大勢の人が住んでいるのですが、その北にあるプララン島にも綺麗なビーチがあって、ホテルもたくさん建っています。
空港は写真の左半分の下側の突(とん)先にあり、マヘからは17人乗りのプロペラ機で飛んできます。フライトは15分くらいです。ホテルが、海岸べりに並んでおり、電話会社もこの村にありました。
今回の宿は左の部分の上(北)1/3付近にあるのですが、空港からは直接行く道がなく、一旦、東の海岸まで出てから北側の海岸縁を走り、更に急坂を登らねばなりません。が、丘の上で景色は大変、良かったです。
[ココ・デ・メール]
此処でメール、ではありません。世界にここにしかない不思議な形のココナッツのことです。ココナッツは普通なら一個の球形状ですが、二つの部分になっていて真ん中に窪みがあり、その形が女性の腰部を思わせます。木に生っているときは、外側に皮がついていて右の写真のような形ですが、中の固い部分を取り出すとこの形。この中身が実は中国では非常に重宝されるそうで、400ドル/kgとか。国立公園内に自生しているほか、他の島に多くあるそうです。またお宿の敷地内にも木があり、写真のような実が生っていました。
上記の写真はフィーメイルだそうで、写真左がメイル! いやはや何とも。
下の写真は、宿の丘のあるすぐ下に見える海岸で、30人くらいの人が泳いでました。ビーチで結婚式もあるとかで、その準備をしていました。
鳥さんは名前は分かりません。一番右の写真はゾウガメさんです。のっしのっし。35歳だそうです。
この時期、セイシェルは蚊をみることもなく、快適でした。今回の宿は基本はセルフ・ケイタリングですが、今回はママさんにお願いして、食事はすべて作ってもらいました。お魚料理が美味しいのと、チャーハンが美味かった。
[番外です]
日本に帰ってきたら大雨とかで、新宿からの電車が大幅に遅れ、いつもの2倍半くらい時間が掛かりました。駅に着いても大雨! カッパ+傘を差して、何とか家まで戻りました。
家でパソコン使ったら、セイシェルで使ったUSB携帯電話より遅くてがっかり・・・。