[Plan]
Small QRV : Joining to the World champion ship contest (MU/) . Mainly CW , 40m 20m 30m 17m .
[Result]
MU/JA0JHQ
Ordinaly QSO :58 Contest : 31
※ All CW 14MHZ JA=4QSO (4%)
QTH: St.Martin Guernsey
IOTA:EU-013 GRID:IN89rk
MJ/JA0JHQ
Ordinaly QSO : 520
※ All CW 14MHZ,10MHZ,7MHZ,18MHZ JA=1.7%
QTH: St.John Jersey
IOTA:EU-013 GRID:IN89wg
RIG : TS-480HX (100w operation )
Using Ctestwin
Antenna : Micro-Vert 3~6mH (depend on the freq.)
※LoTW is ok , but I do not issue my QSL Card this time .
If you need a paper card , please send me a request by e-mail or 'Direct' .
I am returning my QSL when I received by the buro .
[計画]
昨年のハムフェア時にいただいた或る雑誌の発行予備号に、日本人ハムの方のジャージー島でのDXペディション記事が載っており、或いは私も運用可?の期待を抱きました。
早速問い合わせして見たところ、運用があった頃には事情があっての許可だったようで、現在は「アメリカ市民権を持たないオペレータのFCC免許での海外運用については、FCCから各国に運用許可をしないように要請が出ている」のだそうで、イギリスはそれを厳格に守っているとのことでした。
その後、12月にヨーロッパ各国との間で、CEPTのT/R61ー02に関連しての外国免許者運用許可の進展があり、JAオペレータ(1アマのみですが)にもイギリスでの運用可能性が開けました。けれども、私の場合は数日の短期滞在なので付録第2号別表第2号扱いです。今回は駄目の公算が強いですが、「旅行には行けても運用はできない可能性もあるというリスク」を覚悟で免許申請に取り掛かりました。
イギリスは寒いことを想定して7月の運用です。宿と航空便を先に予約(そうしないと住所が確定できず、申請書に記入ができません。この時点で旅のキャンセルは不可)、3月には書類一式を国際書留便でOfcomのWebサイトに載っていた受付住所に送りました。
[ライセンシング]
ところがその書類は受取人住所不明で戻ってきてしまいました。仕方がないので、今度はEMS便で別なアドレス(これもWebに載っていた)に送ったのですが、この便も40日間保管後(+問い合わせは実施されましたが)に戻ってきてしまいました。それで仕方なくE-Mailで問い合わせしたのですが、これもDaemonさんのお世話になるだけでダメ。遂に、苦手な電話で「AdvisingTeam」に電話すると、正しいメールアドレスを教えてくれました。5月も終わりに近くなっていました。
「もう時間がないので、書類はメールで送って良い」旨の返事を貰いましたので、書類はメールで送ったのですが、念のため同時に紙メールでも送っておきました。(ライセンス費用がクレジットカード払いできるのですが、VERIFICATIONナンバー記入が必要です。ハッキングされるとカードが使い放題になってしまうリスクがあり、その部分は記入せずに送りました。そのため、後で少し厄介なことに・・・)
Ofcomの方の説明では、仕事が立て込んでいて通常は6週間の期間が必要なのだそうです。が、今回は事情もあることから親切な対応をしてくださり、結果としては6月末に免許がおりました。
コールサインは「M#/JA0JHQ」ですが、#の部分に運用場所の数字もしくは文字が入ります。ガーンジー島ではMU、ジャージー島ではMJとなります。他の場所でも運用可能な免許でした。
※持ち込む機材は、Directive 1999/5/ECへの適合レベルが求められます。
ちなみに、Ofcomのライセンスシステムもよくできています。システム登録は誰でもでき、個人アカウントが発行されます。今回はインボイスを発行してもらって、PAYONLINEの方法でクレジットカードでの支払いが行えました。(問題なく動いてホッとしました。この方法なら、クレジット情報は細かく申請書に書かなくても良いのでは? と思いました) 費用は20ポンドでした。
Ofcomの担当の方にはいろいろとお世話になり、深く感謝しております。
※イギリスでは、メイン運用場所の報告はマストとなっており、登録した自分のページで、運用場所の書き換えが行える仕組みになっております。
(追記)
2018年8月に、FCC免許でのレシプロカル運用の可否をOfcomに問い合わせして、許可をいただいた方がありまして、連絡をいただきました(JA局です)。短い期間の運用であれば、その方法もOKのようです(国籍条項は問わないようです。無論、運用中は免許の携帯が必要とのこと)。
また、2018年に免許制度での変更があったようです。この辺は調査中です。
旅はロンドン⇒ガーンジー⇒ジャージー⇒ロンドンと回りました。
[運用概要]
MU/JA0JHQ
[7/7]
飛行機の出発遅れでガーンジー島への到着が遅れ、ホテルへは夕方8時過ぎに着きました。それからスーパーに買い物に出かけ、軽く食事をしてから運用準備をしました。こちらでは、暗くなるのは22時頃です。
ところが困ったことに、受信はできるのですが送信ができません。5Wでも送信するとRXonlyとなってしまいます。無線機の蓋を開けて、電源コネクタ部の配線など調べたのですが、結局2個使いの電源の片方が電流を出せない状態なことが分かりました。それで、急遽1個使いに配線変更し、運用を始めました。14MHZCWでCQを出し、58局QSOするくらいからコンディションが落ち、終了となりました。JA局とは4交信です。羽田からの長い一日でした。飛行機やバスであまり寝られなかったこともあり、就寝となりました。
[7/8]
ホテルのオーナーさんが親切で運用許可はいただいていますが、普通のホテルです。滞在中のお客さんに迷惑が掛からないように、日中は、島の南東に突き出ている半島の観光に出、午後は少し寝て、夕食後14MHZCWでコンテストに参加しました。コンテスト中は強力局に応えるくらいしかできませんでした。21MHZでもコンテスト局の信号が弱く聞こえました。18MHZ、24MHZ、28MHZ、7MHZ、3.5MHZも軽くワッチしましたが、入感なし。
MJ/JA0JHQ
[7/9]
午前中の飛行機で移動し、午後2時過ぎにコテージに入りました。島の北の湾に近い場所でお花が綺麗!
一旦就寝後、夕方から14MHZ(28QSO)と10MHZ(105QSO)に出ました。信号の強い局とそうでない局の差が激しい気がしました。
[7/10]
朝起きて、散歩に出ました。北の湾にあるCLIFFPATHを通ってCLIFFを回って上部まで歩き、約2時間歩きました。その後宿に戻って7MHZに出てみたのですが、意外とコンディションが厳しいんですね。7MHZはJAの国内の感じかと思っていたのですが、信号が弱かった。25QSOでした。少し疲れたので、JST夜9時頃まで睡眠です。
起きて14MHZに出ましたが、コンディションがそう良いとは言えませんでした。ゆっくり目の24WPMで交信を進め、252QSO出きました。JA局も1QSO。さすがに疲れたので、またお休みです。14021KHZ付近で沢山のコールが聞こえますが、どちらを呼んでいるのでしょう? クラスタを見るにはKH0TGのようですが・・・。
その後、日本の夕方に、と思って出てみたのですが、開けず。
[7/11]
最終日です。今日は朝から雲が出て雨が降りそうです。そのため散歩の出発を遅らせて、結局9時半頃に宿を出ました。ジャージーは道が細いですが、整備されていて自転車のコースが設定されています。その4番を歩いて「第二次大戦中にドイツ軍が作ったというトンネル(ホスピタル)=Jersey War Tunnels」を見学して来ました。それから宿に戻ったのですが、運用は現地時間で3時過ぎ開始になってしまいました。
17mは散歩の出発前に1局交信できたのですが、帰ったら何も聞こえず、すぐに20mに移動、ヨーロッパ中心に交信が進み、トータルで520QSOとなりました。
信号が弱くてJAは駄目かと思ったのですが、ふと気が付いてコンピュータの電源プラグを抜いたら、聞こえるようになりました。このバンドでも、電源からのノイズの影響が大きいようです(10MHZ以下では、プラグを抜いても変わりなしでした)。飛行機の時間に合わせて宿の出発を17時40分と決めていたので、17時7分にオペレイションを終了し、片づけに入りました。
今回もコールをいただき、ありがとうございました。特にEU局には感謝です。
Thanks so much especially to the European stations !
[観光編]
[ガーンジー島]
今回宿泊したのは、写真の右下の小さい半島と、その左に位置する半島が作る湾の付け根の辺りです。ホテルから歩いて7分ほどで、海岸が見えるクリフの上に出られます。
ガーンジー島は、北半分が低地・平野部で、南半分は丘陵という構造です。クリフの上に遊歩道が設けられていて、よく整備されており、海岸線沿いに歩くことができます。最高地点で110mだそうなので、遊歩道の高さは90mか100mくらいと思います。崖が多いですが砂浜もあり、海岸線に降りられます。人口は6万3千人程だそうです。
家々は石造りでサッパリした感じ、清潔感があります。道も綺麗でした。
写真は、半島の先端にある高台の展望台に設置された地図です。円盤の中心が今居る場所。右手の緑がジャージー島です。直線距離で24.2kmとあります。
また、上の緑の部分はフランスです。左の岬までで48.3kmとなっています。
ここからジャージー島は目でも見え、写真も撮ったのですが、ほとんど平らな棒に映り、よく分かりませんでした。(ピンボケで載せられません)
[ジャージー島]
ジャージー島はガーンジー島の二倍の広さがあるそうです。人口は10万人ほど。宿泊したのは、写真の真ん中北の湾の部分です。(ちょうど真ん中の折り目の辺り 。宿は、St John Village から Bonne Nuit Bayの港へ下る道にあります)
タクシーの運転手さんが陽気で、ジャージー島とガーンジー島は兄弟のようなもので、我々はガーンジーを’ドンキー’と呼んでいる。彼らは我々を’クラポーcrapaud’(カエル)と呼ぶ、と笑ってました。仲が良いそうです。
[Jersey War Tunnels]
ジャージー島の南の砂浜海岸から歩いて15分ほどのところにあります。第二次世界大戦当時に、ドイツ軍が作った地下基地で、ホスピタルにもなっていたようです。ジョージア島で一番大きな町St.Heilerからツアーバスが出ていて、チケット売り場+カフェがある管理棟は、写真のように平日にも拘わらず長蛇の列。私も並んで30分以上かかってチケットを購入しました(窓口が一つです)。帰りも列の長さは変わらず、一日中、ずっとこんな感じかと思います。ジャージー島は、イギリスの保養地みたいで、ここはお客さんが多い感じです。トンネルは1km以上の長さがあり、屋根も高い。大層な労力がかかったのでは? と推測します。
[Hamptonne]
島のちょうど真ん中にある1850年代から続く農家の建物でJersey Heritageに指定されています。ジャージーは牛で有名ですよね? 家の中には石臼を回して粉ひきする装置とか糸車とかの展示や、ジャージー牛が世界中のどこに出されていったかの説明もありました。(今日、世界中で飼われているかと思います)
この建物の東側500mほどのところに、カエル君のモニュメントがありました。CRAPAUD はフランス語だそうです。ジャージー島はサイクリングが盛んなようで、道や道標が整備され、平日にも拘わらず何組かの人に出会いました。散歩をされている方にも会いました。
(今回はサイクリングコースの4番と2番を歩きました。下にある写真は4番と3番の交差点。島の北の海岸と南の海岸を往復しましたので、トータルで22kmほど歩いていると思います)
[JA局との交信]
ヨーロッパのような遠くに行って運用すると、JA局と交信ができると、JAに居てブーベと交信ができたような喜びがありますね。今回も弱い信号にコールをいただき、深く感謝しております。
[今回、失敗したこと]
航空券を取る際に2つのミスをしました。
1)ロンドン(ガトウィック)⇒ガーンジーで予約すべき航空券を、逆路線で取ってしまいました。キャンセルはノーリファンドなんです。その方向じゃ意味がなく、泣く泣くノーリファンドでキャンセルに。
2)ロンドン・ヒースロー空港からロンドン・ガトウィック空港への乗り継ぎですが、インターネットでは少なくとも3時間と書いてある。なので、3時間半ならOKと考えたのが間違いでした。なにせ、48kmも離れていて、成田⇔羽田くらいあります。そこをバスで飛ばすのですが、4車線もある道路でも渋滞が凄い。初日の移動で1時間半掛り、それでもバスはかなり早く走りました。反対車線は渋滞がひどかった。
当初の計画では、最終日の早朝にジャージーを発ち、ガトウィックにフライト、すぐのバスでヒースローに移動後、ヒースローからの羽田便へ乗り継ごうとしていました。ですが、これは甘かったですね。とても間に合いそうにありません。羽田⇔ロンドン便は変更不可のチケットを買っていたので、帰りのみ変更の場合は、往復料金より高い料金の再支払いになってしまいます。(ジャージー発の飛行機が30分遅れてもノックアウトの計画だった)
ということで急遽、11日の19時以降の便でガトウィックに戻ることにし、連絡バスでヒースロー空港まで戻って、空港そばのホテルに泊まることにしました。これで、明日の朝は早めに空港に到着できます。(夕方9時過ぎのバスは全く渋滞無しに走りましたが、その状態でも55分掛かりました)
結論として、ぎりぎりのスケジュールはダメ、ということかと思います。反省しました・・・。