[QRV]
3 times from Guam .
JA=82%
2/1 土曜日午前11時頃の便で日本を出発、午後にグアムの空港に到着し、オーナーの方にお会いして、車でシャックまで送っていただきました。途中、スーパーで買い物を。どの時間でも運用ができるように、との準備です。シャックは空港から20分ほどのところにあって、オーナーご自宅のある丘の上です。周りは樹に囲まれていますが、ロケーションはとても良い感じでした。
シャックは建物の2階にあるお部屋がそのままシャックになっていて、清潔で広く、ベッドもトイレもシャワーもあり、素敵な場所です。今回使わせていただく無線機はYAESU/FT-1000とJRCのリニアで、早速、使い方を教えていただき、運用を始めました。
初日はコンディションはそこそこで30局ほどの交信でしたが、2/2は午前10時過ぎから21MHZが開け、夕方17時過ぎまで、JA各局と交信しました。「他にDX局が見当たらない」ようなコンディションであったためか、常時、7~10局くらい呼ばれる状態が続き、昼飯なし、トイレ休憩のみ、の状態でした。
夕方からJAの信号が弱まり、EUが聞こえてきました。
EU局の場合はJAとは違って、FやらMやらOやらRが混在で呼ばれることと、いずれもが同じような信号強度であること、更に、1コールでリスニングに入るのではなく、何度もコールする方が居り、しばらく収集が付かないことがあります。どこかを聞き取って、「Fプリーズ」とコール。これで5局程度に絞られ(このとき、指定に気づかないRとかも呼んできます)、さらに「F5オンリー」、これで、ようやく「F5***」局と判明、というような感じで進みました。
この日は結局、トータルで483局と交信できました。
夕方JST20時半頃までバンドは開けていたのですが、信号強度が落ち、明日の仕事の事も考えて21時にはQRT、月曜朝3時にシャックを出て日本に帰りました。
今回も、交信いただいた各局、ありがとうございました。感激しましたのは、「グアムは初めてです!」と、言ってくださった局があったことです。グアムは近いですが、小電力の局の方には、遠い場所なのかもしれません。次回は、2/28、3/1を予定します。
【About Antenna ⇒ 2elements YAGI for 5bands】
タワーが三つとルーフタワーが一つ立っておりました。タワーの一本には7MHZ用の2エレyagi+14MHZ用yagi(たぶん4エレ)、もう一本には5バンド用の2エレyagi、こちらは、高さは15mhほど、と、オーナーさんの説明がありました。
ルーフには50MHZ用の7エレが載っています。また、少し離れた場所にあるもう一つのタワーには、3.5MHZのロータリーダイポールと、何がしかのYAGIが載っていました(こちらは使っておられない様子でした)。
【グアムの電波事情 (about condition in GUAM)】
今回の短いQRVからの印象です。
夜9時頃から翌朝9時頃までは、ハイバンドは静かです。ローカルらしい強力な信号が聞こえる周波数がありますが、HAMではない様子。コールサインを示しません。
7MHZでも、強力なシグナルが入りますが、こちらも漁師さんか誰かの信号らしく、コールサインの提示がありません。言葉が分からないので、何を言ってるのかサッパリ、です。
バンドが開けて良かったのは日中で、JA、EUともに、グアムからのシグナルはほとんど常に59+で届くようです。特にJAからは、ときどき59+20dB!、とレポートを貰いました。
一方、受信信号は強くありません。JAで6~9の間です。ただ、ノイズはないので、話はクリアに取れました。また、EUは強いときでも7くらい、たいていは4程度です。よって、受信が厳しい・・・。
この話をオーナーさんにしたら、いつもそうだ、と言う話でした。
ちなみに、日本からの信号で、5W+ワイヤーアンテナの局も、0.5Wの局も、他の局と同様の強度で伝わってきていました。よって、小電力局もメゲルことなく、コールしていただくのが良いかと思いました。今回は、0.5Wの局も十分にQSOできています。
今回は24MHZの運用希望だったのですが、チューナーで合うところがなく、21MHZで運用しました。残念ながら前回よりはコンディションが良くなく、シグナルが1以上弱かった。今回も、メータ読みでレポートを送っており、ほとんどが54~58でした。
同じような位置/設備の局でも、シグナル強度が物凄く違いますね。聞こえるかどうかすれすれの局もあれば、モービルでも57振っている局もありました。電波は不思議です。
ヨーロッパは夕方過ぎに開け、59+近いレポートでした。
【ARRLSSBコンテスト】
JST9時、28MHZで運用開始したのですが、厳しかったです。Wからの局が少なく、コールするのですが、JAの強力局のある時はまず取ってもらえません。相手がフリーの時に呼んでみても、こちらのコールサインを一度では理解してもらえず、何度も言ってようやく1交信・・・。これが何局も続き、疲れてしまいました。(昨日の運用での声疲れもあるのだけれど)
サイパンから100wで出ても同じような結果だったし、今回は1kwなのに同じでは、どうも中部太平洋のこの場所は、そういう条件の場所なのだな、と、認識しました。
他に21MHZ、14MHZもワッチしてみたのですが、聞こえる局は数局のみ。彼らも大票田であるJAを狙っているらしく、こちらは枠外でした。
最終日は朝、7.132MHZから上で強いJA局が聞こえました。相手はヨーロッパの局で、英語や現地の言葉で非常に上手にラグチューされており、大変、羨ましく思いました。
18MHZに切り替えると、18.150から上でJAが強い状態で沢山聞こえ、パイルの感じです。バンドを上下してみるも、相手局が聞こえず、どうしても見つかりませんでした。
18MHZでは以前、パラオから18.132MHZでCQ出したら、その場所は弱いDXを探すチャンネルのようでクレームを貰ったこともあり、今回も怖いので、18.140くらいで恐る恐るCQ出したら、何と、DX局は18.142MHZだった!とのことで、失礼を、また、してしまいました。
(JAからも、この周波数ジャストインでコールしている局を数局見受けました・・・。今回、DX局からはUPの指定がされていなかったので、途中参加局には分かり辛いです・・・)
ところで、「QRZ?と相手のコールサイン、それに59のみの返答」で、QSOは完結したことになるのでしょうか? ちょっと心配があります。本来、QSOは、相互が相手のコールを言い合って認識し、信号の了解と強度の情報交換ができた、という条件で成り立つように教わっていたような気がするのですが・・・。自分としてはこの辺りは、今後も気をつけたいと思っております。
今回は50MHZでオセアニアが聞こえたのでウォッチを続けたのですが、夜にCWでJA6TEGのコールサイン+K(たぶん、ビーコン?)が聞こえていた以外は何も聞くことが出来ませんでした。
29MHZのFMはときどきシグナルが聞こえており、根気よく待てば交信の可能性があったと思いますが、FMは不慣れで、根気が続きませんでした。
今回も交信いただけた各局、ありがとうございました。
5/23は21MHZが開け、夜11時過ぎでもJA各局の信号は59+10DBという素晴らしい状態でした。
5/24は午前中はCWでコンテストに出ましたが、24QSOに留まり、ヘタの修行中で、疲れたのみでした。
それで、午後からは18MHZで運用しました。18MHZはいつも通りの信号具合で、強い局もS=8程度。そんな中、各局からコールいただき、大変楽しく交信させていただきました。ただ、21MHZ、18MHZともJA局が圧倒的に強い状態で、今回はヨーロッパの入感は厳しかったです。(JAの方から、夏のコンディションである、と情報貰いました)
5/25、朝は7MHZをワッチしました。7MHZはアメリカでは、7.100から7.125がCWのバンドになっており、PHONEは出られません。他の部分のノイズ状況から考えると、PHONEで使えるのは、7.085+-10KHZと、7.128~7.135付近の非常に限られた周波数です。前者は日本では、移動局とか定期交信にアクティブに使われているようで、入り込む余地がありません。なので、後者の周波数を選ぶことになりますが、ここも非常に狭いバンドです。
今回はそれでも1時間ほど、交信が出来ました。その後は1時間ほど寝て、18MHZにて、帰国となる12時(現地時間1時)まで、各局と交信できました。
今回は当初は50MHZで運用の予定でしたが、送信機の使い方が分からず、あれこれといじってみても送信ができない。だいぶ後でオーナーさんが来られた際に確認したら、VOXは使えなくしてあり、PTTもフットSWのみとのこと! これに気が付きませんでした。50MHZは運用無でした。
28MHZも、運用している時間がありませんでした。
日本にいると、南国グアムは暑い印象ですが、意外と過ごしやすい気温です。日中は曇っていて日差しが強くはないし、今回も夕方から夜に雨があって、エアコンは全く使わずに、夜も寝られました。無線運用には快適な場所と思います。海外運用を考えられている方には、非常に良い環境かと思っております。
(CQを出すと必ずコールがあり、それから途切れなく呼ばれます。2月のヨーロッパのパイルは、コンテストよりも大変でした。グアムはレアなカントリーとは思えないのですが、毎回、どうしてこんなに呼んでもらえるのだろう? という感じがしています)
コンテストは駄目でした。CTESTwinを使ったのですが、日本でも使っているのですが、どうか頭が上手く動かず、’相手のCQに応えて、こちらもCQ!’とか、自分のコールサインを打とうとして、「UR 599・・・」とか、ヘマが多かったです。今回は3時間で24QSOでした。お恥ずかしい限りです。