[Result]
21Mhz SSB= 291 ,18Mhz SSB = 72
※JA=96%
[RIG] TS-480HX 150w~200w
[Antenna] Single Delta loop for 18/21Mhz
[QTH] Beach Comber lodge
Anderson Road LordHowe Island
[GL] QF98ml
[IOTA] OC-004
[Comment]
1) Only SSB operation (I am not good at CW keying) .
2) Because Power/Source was broken on 12/Aug/2014 , I finished operation .
※2017年追記
この頃はまだ久々の運用再開で慣れておらず、SSBはSメータの信号の読み、そのままを信号リポートしたので53とか55が多かったのですが、今思うとすべて59と言ってよい信号でした。昨今のSSBの厳しさを思うと、2013年の頃って、本当にコンディションが良かったんですね!
[ロードハウ島へ]
2014/8/8、夜のカンタス便でシドニーへ出発、747機は霧で30分遅れるも、9日早朝、無事にシドニー国際空港に到着しました。
ロードハウ島は、大陸の東=タスマン海の600k先の洋上に浮かぶ小島で、世界遺産に指定されていることもあって、島での観光客滞在人数に制限があるとのこと。島へ飛ぶにも、36人乗りのプロペラ機がシドニーから毎日一便のみとのことで、ドメスの待合ホールで4時間ほど待ってのち、2時間ほどの快適なフライトで、ようやく、素朴な造りの島の空港に降り立ちました。(ちなみに、ブリスベンからも週に1便のみ、フライトがあるそうです)
島で、今回お世話になる宿は、BEACHCOMBER LODGEです。実は、最初は電波の時期の良いと思われる10月を予定し、旅行会社経由で聞いてみてもらったところ、その時期は一泊350ドルするとのことで、これではとても無理だなあ、と断念をしました。が、インターネットで、しぶとく検索してみると、8月と9月初旬は150ドルとのこと。それなら、行くのならこの時期しかないな、と、急遽、旅に出ることに致しました。
[島の様子]
左の写真は、空港からの、Mt.リッジバードとMt.ガウアーです。島は周囲24キロ程度の大きさで、村の人口は350人。観光客も1日36人程度の入れ替わりなので、ともかく大変静かです。村のマップで参照してみたところ、ロッジは19軒、レストランが9軒で、そのレストランも夕方6時以降のみとか、今は運営していないとかで、ステイ中の食事は要注意です。レストランにも行きましたが、朝、日中は「JOYS SHORストア」でカップメンやバナナ/ビスケットを購入しておき、食べることにしました。(なにせ、学校や教会、郵便局を含め、ロッジ、ストア計で46番までしかありません!) レストランは、郵便局前の「ANCHORAGE」に行きましたが、味は良く、大変美味しかったです。
基本的にこの島は、至る所に非常に背の高い常緑樹とヤシの木が生えており、切り開いて芝生になっている場所は、牛の放牧場になっています。
ロッジの3軒繋ぎの建物の、北側の端の建物(8番)が私の借りた部屋です。この玄関のすぐ前にアンテナを設置しました。(最初は3.4mの長さのグランドプレーン)
到着した日の9日夕方、21メガ、18メガをワッチしましたが、21メガで、シグナル強度0の2局が微かに聞こえる以外は、全然信号無し。24メガ、28メガは全く信号無でした。これはもしかすると今回は、全然駄目かも・・・、と、どうも嫌な予感がしました。
10日は朝7時から21メガでワッチを始めたのですが、10時までに交信できたのはわずかに1局でした。それでも、ともかく0局でなくて良かった~、と、このときは一安心致しました。
(日本と時差が1.5時間あるのですが、この記事ではJSTを使います)
その後、或いはこれはアンテナのせいかも、と微かな望みに掛け、デルタループに張り替えて再度ワッチ。ところが、それでも結果は同じです。仕方なくそのままワッチを続けると、11時過ぎにJA8の局の55くらいの信号が聞こえ始め、それから以降は一定のコンディションが続いて、この日は夕方17時35分までに241局と交信できました。すべて21メガのSSBでした。
信号としては、日本からの信号は強くても55くらい、こちらの信号は日本に55~59で届く、といった具合です。(この様子は、何となくグアムやボルネオに似ています) 中には、Sメータの振れはゼロなのに明瞭に把握できる、という局もあり、まるで430のコリニア状態だな・・・、とか、思いました。なお、設備はこの日は、アンテナ=1エレメントのデルタループ。給電点高さは1mHです。リグはTS-480HXで、200wでの運用でした。(オーストラリアは、電源は220vです)
左の写真は21メガのアンテナの様子です。カメラ用三脚にアルミ棒で若干、高さを稼ぎ、その上に二股ユニットを付けて、そこに長さ5.4mの釣竿を二本差し込んでいます。アンテナ線は、径1.1mmのエナメル被膜の銅線で、長さは15m程度、給電点にC-π型のカップラを入れ、TS480HXに繋いでいます。一人の旅行ですし、持って行けるのはトランシーバ+ワトソンの13.8v40Aの電源1個、それにSWR計のみ。アンテナ機材もどうしても仮設のものになってしまいます。でも、JAからは、これでもかなり、59を送っていただけ、ありがたく、嬉しく思いました。
11日ですが、前日にロッジを運営しているUNAさんに「山には行かないのか?」と、聞かれ、どうせ午前中はコンディションが厳しいので、月曜日は山に行ってきてから午後にQRVすれば良いと考えて、結局、Mt.ガウアー登山に行ってしまいました。ところが、これが岩場の多い難物で、ガイド一人に11人の登山客が付き、ゆっくり安全登山でもあったために、ロッジに戻ったのは日本時間で夕方3時過ぎ。それから慌ててアンテナを組み(安全のため、不在の時と夜間は、畳んで部屋に仕舞い込んであります)、ようやく49局と交信できました。(無論、昨日の設定のままの21メガです)
現地時間で6時は、もう真っ暗という感じで、懐中電灯が無いと、レストランにも行けません。
初日にWの方から「17mは?」とリクエストがあったこともあり、12日は18メガにトライしました。家では長さ6.3mの釣竿が使えるので何とか波が乗るのですが、15mの電線の長さでは、自作のカップラでは調整が出来ません。
インターナショナルフライトで、しかも14kgの重量制限のあるロードハウ行きの便に荷物を合わせると、仕舞寸法から5.4mの釣竿がやっとだったこともあり、今回は15mのループに電線を足して、形状をあれこれ変え、やっとSWR1.1以下に追い込みました。
(左の写真で、三脚の真ん中から出ている黄色い線が足した部分です。また、カップラの下にあるのはガムテープです。よって、給電点地上高は10cmです。これでも、JAから59の信号を貰えたこともあり、何とも不思議な感じがしました)
その後、10mのリクエストも貰っていたことを考え、11時頃からアンテナを21メガに戻し、カップラで28メガで調整をしました。運用は部屋の中でするのですが、カップラは屋外なので、リグ+電源+キーヤを外に持ち出し、そこでバリコンを回す。一旦SWRは1.1以下になったのですが、部屋にリグを戻すと3くらいになる。これは困ったなあ、と、また外に出してバリコンを回す。良くなるけど、中にリグを戻すと、3になる。ウーン、ということで、再度外に出してカップラを回す際に、出力175wのまま、廻してしまいました。と、電源が「ピシュー!」と言って落ちてしまい、その後ウンともスンとも言わなくなってしまいました。
蓋を外して中を見たところ、ヒューズが真っ黒・・・。他には嫌な臭いなどは有りません。そう言えばどうも、28メガの調整の際に、SWR=1.1程度になると、電源が妙な発振音らしき音を出していたこともあり、もしかすると異常発振して大電流が流れたのかな? と、思われました。
それから、村を二回巡り、ヒューズを探したのですが、遂に見つからず、降参となりました。(他のことではとても親切に対応していただいているロッジの方も、こういうお願いは叶えるのは難しいです・・・)
ワトソンの電源には、購入時には予備のヒューズは付いておらず、自分で買っておく用意をしていなかったのは私のミスで、これは本当に切なく、悔しかったです。(カップラバリコンを回す際に、電力を下げてやるべきだったこともあるのですが)
という訳で、今回は中途半端な状態でQRT・・・、という結果になってしまいました。
そんな訳で、12日は夜は不貞腐れて早く寝てしまい、翌日は朝早くに、二つの大きな山とは反対側にある丘のハイキングに出かけました。島の北側に位置する208mの高さのMALABARという丘です。そこから左のような写真を撮りました。(実際は少し先まで歩いてから撮った)
今回は荷物の関係でパソコンを持って行くのを諦めたこともあり、日本で待っていてくださる方に電源故障で運用できない旨をお知らせする方法が無く、本当に申し訳なく思いました。
(ロッジは、各部屋インターネットが使える、と説明があったのですが、航空荷物が、預けるものは14kg以内、客席持ち込み4kg以内、とあったので、パソコンを諦めたのです。・・・個人的体力的に、重い=きついということもあったのですが・・・)
今回の反省として、電源(もしくはリグ)は、予備を考えておくべきだ、ということと、さらなる軽量化を考えないといけないなあ、と、思いました。
運用の概況は以上です。ともあれ、今回もQSOいただけた各局、本当にありがとうございました。また、お声掛けいただいたのにQSOに至らなかった局の局長さん、申し訳ありませんでした。
ロードハウは、オーストラリアですので、免許的な意味でのQRVは、問題ないかと思います。相互協定で、日本のコールサインでQRVできますし、難関の移動地という訳でもありません。ただ、島に行くまでの費用がかなり掛かることと、島での滞在費が高いことが、難点と言えば難点かと思います。今回は宿の安い時期に行ったのですが、グアムに3回行けるくらいの費用が掛かってしまいました。
それと、ヨーロッパの局にとっては、ロードハウは未QSO度の高いカントリーのようです。ただ、ヨーロッパとQSOするには、もっと良いアンテナを真面目に設置しないと、十分強力な電波を飛ばし、また、十分な信号強度で受信するのは難しいなあ、とも、思いました。今後の宿題かと思いました。
※日本の局が沢山聞こえる時間帯、ヨーロッパの局は、それも壁になってしまいます。
Mt.リッチバードとガウアーは、入山の際にガイドの同伴が必要です。途中の岩場で落石があるので、ヘルメットを被りもしますし、このエリアに入るには、靴の泥を綺麗に落とす必要があります。登山は月曜と水曜に予定され、事前に予約が必要で、ガイドは、JACK SHICK氏という青年登山家です。今回は総勢11名でしたが、他の方は皆、オーストラリアの方で、ご夫婦でした。若い人で40代、上は50代後半。リッチバードは非常に難しく、クライマー向け。ガウアーは、八ヶ岳へ行ってくるような感じですが、途中、ロープが10数か所あります。皆さん、結構、手古摺ってました。
ちなみに、JACKによれば、エベレスト登攀で有名な田部井淳子さんもこの山に来られているそうです。
JACKは休憩の際など、いろんなことを喋ってくれるのですが、私には半分も理解できませんでした。面と向かって話してくれるときは、こちらの分る言葉を選んでくれているようですが、大勢に向かってしゃべっているとき、特に冗談などは、理解が全然と言ってよいほど、できませんでした。
以下に登山時の写真を載せました。最後のは、山頂の植物です。
島では自転車での移動が便利です。行き合うと、ハイ、という感じで片手を上げ、皆さん、挨拶します。
この時期、オーストラリアは冬に当たりますが、ロードハウは18℃くらいで、十分過ごせます。たいてい、晴れていて雲も出ますが、すぐに消える。また、時々シャワーのような小雨が来ますが、大雨は全く無かったです。風は南風で(日本で言う北風)、まともに当たっていると寒く感じます。
島の位置の関係か、初日にFK8CE局がCQを出していたのがよく聞こえ、応答してみたのですが、なにせ酷いミスタッチばかりで、これでは応答したことになりません。途中で相手に厭きられてしまって、QSOに至りませんでした。(いやはや何とも!)
安い、という理由で、最初にハイモンドのMK-706を買ったのですが、この電鍵は指先の間隔が狭くて、私には全然使いこなせません。問い合わせくだされば、その方にただでお上げしたいと思います。ケース付きですが、レバーに少しこすった跡があります。
以上のことから、今回はCWは諦めました。
9M6などでは、メモリーキーヤでCQを出し、相手のコールサインのみに集中して打鍵する、というやり方で対処しました。VENCHERなど、まだしも指先間隔の広いキーヤの方が、ミスが少ないと思います。これも、今後の大きな課題です。
ロードハウはオーストラリアの国内なので、日本との相互運用協定で、日本のライセンスで運用が可能です。免許そのものは持参しなくても良いようですが、トラブルの未然防止のため、日本のライセンスの英文証明を持参しました。(サイパンのときも同様です。書類は持っていた方が、説明を求められたときに便利です) 無論、VK9L*のような格好良いコールサインも得ることは可能ですが、費用が掛かるのと、手続きが大変で、今回は行いませんでした。
今回の目的地はロードハウでしたが、一旦シドニーでオーストラリアへ入国することになります。よって、そこで通関が行われます。荷物の受け取りに並んで暫く待ち、荷物を受け取ってゲートに進んだのですが、係官に、通常に書いた申告書を見られただけで、そのまま通過、関税は徴収されませんでした。
一旦出てきた16.6kgの機材(無線用設備+スーツケースの重さ)を、ドメスのチェックインゲートまで運んで再び預け、あとはロードハウ空港での受け取りとなりました。今回は関税はなく、ちょっと安心しました。シドニーの係官の方は、皆、親切でした。(荷物も全く遅滞なく、出てきました。感謝です)
家に帰ってからAC250V8Aのヒューズを手配し、手に入ったので、さっそくそれを嵌めて動くかどうか確かめたのですが、駄目でした。SWをONした途端に綺麗な光が出て、ヒューズが飛んでしまいます。最初、電源が家に来たとき、110v仕様に下げるショートバーを作って動作させ、okでした。また、オーストラリアでは、それを外して、メーカー出荷状態で220vで動作確認、ok! 2日間は十分に動いていたのですが・・・。
メーカー直の輸入で、直すとなるとイギリスまで送り返さねばならないし、再輸入の費用も必要になります。諦めですかね、痛いなあ・・・。
どなたかハードに自信のある方にタダで送りますので、実験用ということで修理してみていただく、ってのはどうでしょうか? ゴミで捨てるのはもったいないです。(私のところにはオシロも無く、テスターのみでは直せません)
I returned to my home in JAPAN at this morning (14/08/2014) , and I read some mails about JA0JHQ/VK9L QRV request . I am sorry that my announcement of QRV was a little late for you . And , because of the weight of my equipments to Lord Howe , I could not bring my PC . (This time , I was alone and my antenna was very poor (only 1mH single delta loop ))
I know , for the European station , it is a little difficult to contact to Lord Howe Island's stations and , some day , if possible , I want to try again with some my friends .
I know there is a chance of the other operator's QRV from VK9L very soon . Please try to contact them .