[Result] JA=60%
Sep/03 14MhzCW=92 10MhzCW=1
Sep/04 18MhzCW=205
Sep/05 21MhzCW=42 21MhzSSB=25
14MhzSSB=2 7MhzCW=100
Sep/06 21MhzCW=1 18MhzCW=44 14MhzCW=59
7MhzCW=41 3.5MhzCW=2
Sep/07 7MhzCW=5 3.5MhzCW=2
[RIG] TS-480HX(100W~150w)
[ANT] Single Loop ,LW
★By the information of QRZ.com , SN was 24~36 .
The Condx of High Bands were always 「poor」!!!
I surprised so much like these severe condition .
※Thank you very much for nice QSO to all stations .
Especially , QRV at 3.5MHZ was my 1st experience , I am so pleased !
※今回は厳しいコンディションで、ハイバンドはいつもPOORの状態でした。土曜日のオールアジアンDXコンテスト(SSB)の時間は、有名コンテスト局が十数局は聞こえていましたが、日曜日は二、三局のみ。こんな厳しいオールアジアは初めてです。月曜日は午前中はほとんど交信できないので、ブログの記入を進めました。また、ポートヴィラへ行ってきました。
今回は初めて3.5MHZのアンテナが設置でき、VKとZLのみですが交信ができました。大変、嬉しく思いました。
「出発から初日」
2日の夜の便で成田からオークランドに向かい、翌朝9時頃、乗り継ぎ45分でバヌアツへ。無事に国際空港に到着しました。
今回はBenjor Beach Clubというところに泊まります。以前にバヌアツでQRVされたVJ0GAさんから情報をいただいて、この場所に決めました。写真は部屋の前に建てたいつものシングルデルタループです。今回も14MHZから28MHZで使用可です。10MHZのアンテナは、ヤシの木を使って張りました。(写真の右手に伸びている)
3日は14MHZCWで92QSO、10MHZは1QSOでした。14MHZはほとんどがJA、10MHZはVKでした。コンディションが厳しく、18MHZ以上は信号が聞こえておりません。(この稿、現地で記入)
バヌアツのエファテ島に国際空港があります。写真の中央左下辺りです。首都はポートヴィラですが、空港からは車で20分程度。また、今回宿泊したのは、デビルズポイントという海岸で、島の南西の端です。半島の先という感じで、東側にポートヴィラが見えるような位置です。
使用した便は、ニュージーランド航空です。成田からバヌアツまで同じ航空会社で行けるため、乗り継ぎがスムーズですし、チケットも買い易い。オークランドで乗り継ぎになりますが、行きは短い時間でトランジット、帰りはホテルで一泊となります。
BENJOR BEARCH CLUB は快適なリゾートで、4泊の料金で5泊、5泊の料金で7泊、出来ます。実はバヌアツでのQRVは、昨年、計画したのですが、その頃はデング熱の流行が報道されていたため、それを嫌って延期していました。今回もちょっと心配でしたが、蚊に刺されないように準備をして出発しました。
お部屋は綺麗で快適です。お湯も出ますし、宿泊には何の問題もない。レストランの食事も美味しくて、休日を過ごすには大変、良いところです。今回は電波コンディションが良くないこともあり、たくさん、寝ました。
「運用概要」
今回は、1月や3月に運用したチャタムやトンガのときとは打って変わって、電波状況が大変、厳しい状態でした。太陽黒点数も少なく、QRZ.COMでの情報では、17m以上のハイバンドは、常にPOORでした。
そうした中、18MHZ電信でQRVした4日が比較的良く、200局を越える局の方とQSOが出来ました。CWのときはコンピュータを使っており、基本的にはCTESTWINでロギングしています。記録が出来るのが、強みと思います。
という訳で、ラバースタンプ的なQSOの時はヘマが少ないですが、まだ、NAME以外の情報が急ぎ足で打たれ始めると、慌ててノートに文字を書いて解読するような実力でして、これは本当に申し訳なく思っております。日本での日常に、少しずつ時間が取れるようになってきたので、CWウォッチトレーニングを進めたいと思っております。
「2015年度オールアジアンDXコンテスト 雑感」
昨年はT88PBのコールサインでパラオから参加し、1000局以上の局と交信出来ましたが、今年はロケイション/アンテナ設備に加え、コンデションの厳しさもあって、27局に留まりました(内2局はオセアニアから呼ばれたため点数外)。
土曜日には21MHZで、モンゴルから出られているJT1CO/JH1NBN局が、多くのJA局と交信されているのが聞こえました。私も何度か呼んだのですが、JAの壁は厚かったです。
また、香港/中国なども聞こえていたのですが、オセアニアの普通程度のシグナル強度の局は、向こうでは聞こえないようで、単独でコールしているときでも、全然ダメでした。フィリピン/グアムは、点数外のため、コールはしませんでしたが、グアムのダニーさんが、快調にオペレートされている様子が伺えて、ホッとしております。(台風でアンテナが壊れて、修理されたとのこと)
バヌアツでは、VKとZLの局は非常に強力です。ニュージーランドとの距離が1800kmほどで、日本で言えば、沖縄と北海道のような、いわば国内局のような感じではないかと思います。コンディションが悪くても電波が強力なのは、だいたい3000k以内の距離の場所かあ、と、今回はつくづく思いました。
日本から言えば、モンゴル、中国、フィリピン、パラオ、サイパン、グアムあたりが、このコンテストには向くカントリーなのではないでしょうか?
実は、私のほかに、5W1(サモア)とT32(キリバス)の局が、何度もアジア局をコールするのが聞こえましたが、彼らもQSOには至らない状態だったのでは? と思います。オセアニアの中部当たりの局は、今回のコンディションでは非常に厳しかったのではないでしょうか?
アジアでは他に14MHZで、サウジアラビアとクウェートの局が聞こえましたが、やっと! という感じで取ってもらえました。SSBは非常に厳しかったです。
それと、気づいた点を一つ。
アメリカンサモアでも、そうでしたが、割としっかり聞こえている日本周辺のアジアの局に返答しても、向こうは全然聞こえていない感じです。たまに取ってもらえることもあるのですが、返答確率が低いです。どうも、送受信でパスが異なるような気がします。59で聞こえているのに取ってもらえないときもあり(むろん、向こうは単独のCQで、私しか応答していない状態)、送信機が壊れたのでは? と、何度も思いました。コンテストを楽しもうとすれば、運用地の選択は大事かと思いますね。
[初めての3.5MHZの運用]
今回のステイ先は大変広い場所で、40mのワイヤが張れました(真っ直ぐにです!)。アンテナは高さが2mちょっとしかないため、あんまり飛ばないだろうとは思いましたが、兎にも角にも、VKの方とZLの方に応答をいただき、初めての3.5MHZ運用としては、大変、嬉しく思いました。
実は当初は10MHZのアンテナを先に設置したのですが、ほとんど応答がなく、その後、7MHZのアンテナを設置したら、地上高2mちょっとでも、結構JA局から応答があり(CWですが)、気を良くしました。それに、時間帯によってはWの局からもかなり呼んでいただけ、これも大変、嬉しかったです。
今回は7MHZ用と10MHZ用の電線を使って、そこに19mの電線を繋いで3.5MHZに出たので、周波数切り替えは7MHZ/3.5MHZしか、容易には出来ない構造です(マッチングBOX交換とギボシの切り離し)。この辺りは今後、考えないといけないなあと思いました。
また、3.5MHZは聞こえてもハワイの局のみ、それに、その局は呼んでも取ってもらえない状態だったので、バーチカルにするとか、何か考えないといけません。すでに無線荷物だけで17.5Kgの重量があり、スーツケースもパンパン状態ですので、難しい宿題なのですが・・・。
(ポールが、畳み寸法の関係で、長さ5.4mのものしか持って行けません。また、3.5MHZは夜間運用になるため、誰かがアンテナに躓いて怪我をするようなことがあると困るので、地上高50cmくらいのカウンターポイズ設置は、なるべくしたくないと考えており、今のところ、悩み中です)
[企画とライセンシング]
今回の旅に際しては、JA1XGIさんのブログを、参考にさせていただきました。感謝しております。(XGIさんは既に、今年の4月にバヌアツからQRVされております)
また、ライセンシングは、こちらの旅行社のSPTさんにお願いしました。自分ですべて行って免許を得るのも可能なのですが、8月まで非常に忙しかったこともあり、リスクを抱えたくないとも考えて、お願いしました。日本にいる間にライセンスが届き、非常に快適でした。SPTはメラネシアンホテルの一階にあり、担当の方とアイボールもしてきました。
[電源故障]
ブログにも載せたのですが、これまでに何回か持って行っている電源の一個が故障しました。原因は、チョークコイルの電線のハンダ付けが基板からはずれたためと思います。トロイダルコアの重さで、衝撃の際に離れたものか? これから修理しますが、直ってもまたなるのでは?と、ちょっと不安です。もう一台も同じ作りと思います。
飛行機での移動中に、どこかでスーツケースが、高いところから落ちてしまったものか、次の稿のようにTS-480にも傷が付いてました。
傷は、小型電鍵の下にある白いところです。でも、リグに問題は発生していません。TS-480HXは丈夫な造りで、感謝しています。
電鍵は、ハムフェアの際に友人と見て廻りを遣って、モリ無線でOqt5というものを購入しました。リン青銅の板を使った単純な構造ですが、移動用には、こういうローテク品が勝ります。とにかく重量が軽い。今までに使っていたマイクロSWのものよりミスが減りましたが、もう少し指の当たる位置が手前の方が遣りやすいと思いました。1cm位・・・。それと、磁石が少し弱いので、強力品に取換え予定です。
「以下は観光編です」
7日(月曜日)は午前中はどうせ駄目だろうと考え、ポートヴィラへ行ってきました。今回の唯一の観光です。左の写真は街の様子。湾の中の街なので海の傍にあり、海岸に沢山の人が集っています(下の写真)。平日なんですが、仕事のない人も多いのかな? でも、和やかな雰囲気です。市の中央に大きな市場があって、沢山の人が買い物をしてました。生活感がありますね。歩いて南側の丘の上に登ってきました。1時間以上掛りましたが良い運動でした。
湾の南の丘からのポートヴィラの街です。
(画面中央右側に、建物が見えているのが、市のセントラル)
丘の上には通信用のアンテナが建っているのですが、日本ならさしずめ、展望台を作るような場所と思います。
(頂上は、通信会社の社有地のようです)
[番外編]
部屋でのオペレイションの様子です。髪がだいぶ白くなりました(切ないです)。