[Plan] All JA コンテスト参加が主目的です。
小笠原は私にとっては癒しの場所で、年に一回は行きたい場所です。今回は母島も訪れる予定です。
1.9MHZ= 66 QSOs .
3.5MHZ= 139 QSOs . (CW=129 , SSB=10)
7MHZ= 681 QSOs . (CW=641 , SSB=40)
10MHZ= 393 QSOs .
14MHZ= 25 QSOs . (RTTY)
18MHZ= 19 QSOs . (CW)
21MHZ= 18 QSOs . (CW)
[rig] TS-480HX (RTTY=100w CW=140~180w operation )
[antenna] Micro Vert
[Photo] Chichijima (explaining plate)
[運用概要]
今回は4月29日夜から行われるオールJAコンテスト参加を主目的とし、船の到着日の23日は、SPDX(RTTY)コンテストに参加してみることにしました。既に5回の運用をしていますので、ほとんどの方とは交信済かとも思い、気楽に運用するつもりでした。
[23日]
到着後、14MHZのMV(4.5mH)を設置してRTTYを運用、9M6辺りまでは交信できましたが、ヨーロッパは聞こえど、届かなかったです。100W運用でした。
[24日]
この日は休息を決め込み、ノーオペレイションです。恩田さんの直木賞受賞作「蜜蜂と遠雷」を読みました。お天気はずっと雨模様です。
[25日]
ははじま丸で母島に往復し、乳房山に登ってきました。父島に戻って、夕方から7MHZCWを主体に運用し、310QSOまで進みました。
朝の出発時、父島は大雨。2時間後に到着した母島も小雨で風が強かったですが、午後には雨が止み、乳房山の下りでは姉島や妹島などの島々も見えました。
[26日]
朝方に10MHZで運用後、昨日の疲れもあって日中はお休み、夕方に再び7MHZに出ました。昨今のコンディションだと、7か10になってしまいますね。今日も雨降りです。
[27日]
午前中に10MHZを少し運用して、午後から雨が止んだので、夜明道路を歩いて中央山まで行き、更に歩いて、島の北側付近(奥村)に出ました。夕方から1.9MHZを運用すべくアンテナを準備、1.9MHZで運用して673QSOとなりました。交信局は、ほとんどがJA局です。
[28日]
朝方1.9MHZを運用後、アンテナは下しました。雨のため宿にいて、午前中10MHZ、午後はアンテナを換えて18MHZと21MHZに出ましたが、コンディションは厳しく、JA0とJA7のみが強く入感しました。雨のためと思いますが、マイクロバートのインピーダンスが変で、低い周波数に合う上にSWRが2以下に下がりません。仕方がないので、上のバンド用のエレメントを持って来て、その上部エレメントに電線をつぎ足す方法を試み、これが何故か上手く行きました。ある意味、ノウハウの気がします。
[29日]
今日も雨模様です。朝方4時頃から10MHZで運用、ヨーロッパからコールを受けました。(MVは5mH)
午後3時頃からコンディションが上がったため7MHZCWで運用、5.5mHのMVながらWからもコールを受けました。その後、オールJAコンテストに参加しましたが、疲れもあってコンテストナンバー把握に自信がなく、ほとんどの時間、3.5MHZで通常運用を行いました。
[30日]
朝方、10MHZを運用したのですが、昨日とは打って変わってコールなし・・・。ひと眠りしてから、7MHZでコンテストに参加。コンテストは結局呼び周りのみで、106QSOでした。
今回の旅行で、初めて快晴のお天気に恵まれました。日差しが強い! この連休で来る人たちは幸運ですね! 5/2には、父島発三浦半島行きのヨットレースが行われるそうです!!! 小笠原返還50周年記念行事だそうです。(家でネットで見ようかと思っています)
写真は30日朝に撮った80m用のMVアンテナです。(これも最初は3.45MHZ付近に合い、下部エレメントの長さ調整で対応しました)
[アンテナ]
マイクロバート使用で周波数ずれ問題が発生しましたが、対応方法を覚えたので、今後は今のセットで対応可能かと思います。が、昨今のSN=0は何とも辛いですね。簡易アンテナでは限界を感じます。
また、3.5MHZ用アンテナが調整不良に陥りましたが、要因は、リッツ線で作ったコイルがエレメントと接続なしのためでした。普通は持って行かないのですが、日本だったため、ハンダゴテを初めて持参してました。30分ほど掛かりましたが修理が出来、無事運用ができました。何か、冴えてましたね!
[観光編]
今回は6回目の旅でもあり、母島に行って小笠原最高峰に登るのと、メグロを見るのを楽しみにしていましたが、お天気が良くありません。母島は宿も予約でいっぱいで、急遽、父島から日帰りの方法にしたのですが、船は25日と28日の便が、母島での時間が長く取れる便です。25日は雨で波浪注意報も出ており、波は3m。船の揺れが心配でしたが、全く問題ありませんでした。
(写真は出向前の、ははじま丸)
今年は水不足で、父島ではダムが20%程度の貯水量、母島では40%程度の貯水量とのことで、ちょっとした危機でした。
母島の最高点が乳房山山頂で、標高462mです。写真のような標識がありました。ちょうど、マイマイの調査をされている学生さんが山頂で待機をされていたので、いろいろと話が聞けました。私が途中で撮ってきた大きなマイマイの写真はアフリカマイマイのもので、固有種のマイマイを教えてもらいました。(下に集合写真で載せます)
乳房山からは、晴れると父島が見えるそうです。距離は50kmほど。
登りは西側ルートに当たる直登ルートを選び、下りに東尾根ルートを選んだのですが、雨があがって景色が良く、森も大変素敵でメグロやイワツバメ、ウグイスなどが飛んで賑やかでした。(景色は東ルートが勝ると思います。直登ルートよりも30分くらい余計に時間が掛かります)
ちなみに小笠原にはメジロはいっぱいいるけど、スズメはいないそうです。
(写真の左2つは母島、右2つは父島=中央山)
【ハハジマメグロ】
小型のデジカメだったので撮るのが難しく、ピントも今一ですが、メグロさんは目の周りが黒いのが良く分かり、記録写真としては満足です。(写真は撮ったものの一部分を拡大して表示しています)
母島最高峰の乳房山山頂付近と、東側の尾根から剣先山を経ての下りの林に飛んでいました。結構忙しなく動きます。(お天気がよくなると、餌を探して動き回る)
山の下りで雨が止み、日も差してきたので、良いタイミングでした。
[三代目 おがさわら丸]
昨年7月から、新しいおがさわら丸が就航しています。11,035トンで長さ150m、幅は20.5mだそうです。長さに比べて幅が狭いですね。今回、初めて乗ったのですが、以前の船より快適です。2等和室も、個人別に枠が決められていて寝易くなりましたし、2等寝台というのがあって、カプセルホテルみたいですが静かで電灯が自分で扱えるので、寝るのに便利です。また、速度が速くて(時速46kmくらい)快適感があります。4/22の東京⇒父島は420名ほどの船客で多少混みましたが(2等寝台に乗った)、帰りの4/30の父島⇒東京は118名のお客さんで、ガラ空きでした。帰りは二等和室に乗りました(2等寝台は誰も取る人がなかったのか、閉鎖状態でした)。
連休中はタッチアンドリターンみたいな運転を行っていて、4/29の東京⇒父島便は792名の乗客だったそうです。どうしても片道が多い偏った乗客数になるそうです。なお、5/6の父島⇒東京便は満席とのことでした。(乗客定員は894名だそうです)
船が東京湾に入ると携帯の電波が届き、メールも読めますしネットも見れます。
【余談】
戻ってから、どうか「島のブルース」が懐かしく、聞いてます。昭和38年の曲で、「和田弘とマヒナスターズ」と三沢あけみさんのコラボ。島情緒、あるんですよね・・・。