エレクトロデザイン社製のＮＰ－１２（グラスファイバーロッド１２ｍ）と、５Ｄ２Ｖ１０ｍを、父島コテージさんに預かってもらいました。どなたに利用してもらっても構いませんので、使用時はオーナーさんに相談してください。壊れてしまっても構いません。

[新国立競技場建設と、小笠原の空港]　2015年の記事

　昔は父島にも空港があったそうですが、今は使われておらず、また、滑走路も古くて使えない状態だそうです。十数年前に一度、空港建設の話があって、お国でも予算を確保、後は都知事の認可を得るだけ、というところまで進んだそうですが、その時の都知事さんが視察に来られ、ここには空港は必要ない、とのことで、取り止めになったそうです。

　その際、都知事さんは硫黄島までお国の飛行機で飛び、そこからヘリで父島へ。更にはご所有のヨットで楽しまれて、お帰りになられたとか・・・。視察であれば、島への往復が小笠原丸のみであり、片道25時間半掛かり、２等船室で我慢しながら行き来する人が多いことを体験なさって判断されるのが良かったのでは？　と、思いますが、いかがでしょうか？

　昨今、新国立競技場に２５００億円というようなお金を投じて建設がなされるように聞きますが、それであれば、お国としても非常に重要な位置にある小笠原に空港を作っていただける方が、ベターなのではと思います。いかがでしょうか？　島民の方は、法事などで本土へ帰るだけでも１週間の期間を要しますし、本土から出かけるにも最低3泊が必要で、かなり大きな旅になります。ほとんどの日本人は、小笠原がどういうところかさえ、知らないと思います。

　小笠原には世界遺産の地域があり、環境維持のことも考えなければなりませんが、オーストラリアのロードハウ島などは、一日の入島制限を行って十分に対処できているように思えますし、遣り方次第なのでは？　と思います。小笠原は、かつては幾つかの島に人が住んで、６０００人以上の人口があったそうですが、今は３０００人を切った人数と聞きます。今後の課題かと考えます。　

　ちなみに、硫黄島などでの遺骨収集を考えてみた場合、費用が捻出できずに実施出来ないとの話を聞いたことがありますが、２５００億円あると、一回一人当たり３０万円掛かるとしても、83万人・回、出かけられる勘定になるかと思います。十分にお仕事は完結できるように思うのですが・・・。

　また、競技場がオリンピックを目的とすると考えると、その施設建設の費用を移動のための費用にして、周辺各県の既に出来上がっている競技場で競技を行う、などの方法を採る方法は無いものでしょうか？

　そうすれば地域の活性化にもつながり、また、選手の方に、日本の田舎を含めた色々の場所を見てもらえ、競技＋α体験の大会となるかと思いますが・・・。

　或る小さな国の羊飼いの男性が、走るのが好きで大会に参加することになり、ほとんど初めて走ったのにも拘わらず金メダル！　というようなことがあっても良いと思います。観客にも選手にも超快適な設備は大事かもしれませんが、真のアスリートは、田舎の道でも勝てないと嘘のような気がします・・・。

　余計なお世話ですかね？ 

[2016年11月]

　小池都知事になってから、小笠原空港の建設前向き案が出ているようです。他の島への建設案もあったようですが、かつて空港のあった州崎の1200mメートルの滑走路＋プロペラ機で良いと思います。ロードハウに行った経験からすると、小型機運用で人数制限ならば、環境への負担も少ないと思いますが・・・。オリンピックで建設にお金を掛けるよりも、島所を大事にしたい私です。