ハイバンドでの多バンド用ロータリーダイポールの検討

[趣旨]

 ハイバンドの主力アンテナが3エレ等の八木であることは存じておりますが、今は主に国内コンテストに出ていて、特にビームが必要とは感じないし、移動時にホイと上げて使え、しかもフルサイズで! という趣旨で考えてみました。

 実際は市販のトラップ式のを買う方が良いと思いますが、これはあくまでも、自作での実現性検討でして・・・。 

タイプA)直線型ハイバンド20m-15m-10m

 ネットで、イギリスのInnoVAntennas社の「DESPOLE」というアンテナを見つけました。3本のアルミパイプ・エレメントが直線状に並んでおり、間隔は10cmほど。ロータリーの半径を下げるため、20m用エレメントと15m用エレメントは下方にベントされており、水平方向のエレメント長さは6.4mほどです。

 うーん、こんなふうにエレメントを並べると互いに影響を及ぼすはずですが・・・。

 

 記事は以下です。

https://www.innovantennas.com/en/shop-page/421/36/hf-ham/multi-band-rotating-despoles/17m-15m-10m-three-band-despole-rotating-dipoleInnovAntennas.html

 

 このアンテナを参考に、MMANAで計算してみました。3バンド用です。

 計算結果は、結構真面な値が出てきました。

 ただ、計算途中で感じたのですが、3エレメントの間隔が狭いと、周波数に対する応答がクリチカルで、上のバンドに影響が出やすい。エレメント間隔が10cm以下になると調整が非常に難しくなる感じがしました。それに、間隔が変化しては駄目と感じました。

 そのためメーカーは、3本ともアルミポールで作っているのかな?と思います。

 強度的にも、3本のアルミパイプが連結されていると、十分な気がします。

(良い発想ですね!)

 

 給電は、真ん中に配置された14MHZ用のみに行うようですが、MMANAで計算すると、その方式だと10m用が上手く動かず、3本同時か、2本同時にドライブすると、50オームに近くなって使える範囲で動作する、という結果が出てきました。

 以下の結果は、3本同時給電です。

タイプB)V型ハイバンド20m-15m-10m

 エレメントをV型に設置してみました。通常市販されているのはこのタイプですね。

 計算の結果、フルサイズで実現可ですが、回転半径は結構大きい(当たり前か・・・)。

安定動作型

 

 右図のように、上下の21MHZと28MHZ用のエレメントを放射状に配置すると、調整がし易く安定動作するように思われます。

(エレメント長さの変化に対する周波数応答が鈍感になる)

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